加齢なる一族(友人、私)猿若祭二月大歌舞伎夜の部に行きました〜🎵

 

 

 

 

 

 

一、猿若江戸の初櫓

 

京で評判の歌舞伎踊りを見せる、猿若(中村勘太郎)と出雲の阿国(中村七之助)の一行。

江戸へ向かう道中で、将軍への献上品が運べずに困っている材木問屋の福富屋夫婦(中村芝翫・中村福助)を助けると、それを見ていた奉行の板倉(中村獅童)からうれしい知らせを受け…。

 

体調を崩して、休演していた勘太郎くんが元気いっぱいに踊りました。

福助さんが、舞台を歩いて来られ、お芝居も動きもありました。努力の賜物、随分と回復され、ご兄弟で勘三郎さんの追善興行に出演し、甥である勘九郎さん七之助さんも嬉しかったことでしょう。

 

 

 

 

ニ、すし屋

すし屋を営む弥左衛門(中村歌六)は、平維盛を奉公人の弥助(中村時蔵)として匿っています。

素行の悪さから家を勘当された、ならず息子の権太(中村芝翫)はその事実を知ると、褒美の金欲しさに父の弥左衛門を裏切り、詮議に来た鎌倉方の梶原景時(中村又五郎)に維盛の首とその妻子を突き出します。

息子の愚かな所業に対し、怒りに震えた弥左衛門は権太を刺すと、権太の口からは意外な真相が明かされ…。

 

勘当された息子が、実は…。という展開。

仁左衛門さんは、必ず木の実の場面を入れ、権太の子供への愛情や夫婦仲の良さを見せてからの身代わりという、悲劇を際立たせます。

今回、この場面が、無かったので、初めて観た友人は、イヤホンガイドを聞いてきても、権太の妻子が身代わりになった悲劇がわからなかった様です…。

 

梅枝さんのお里が可愛くもあり、お茶目で色気もあって好演♡

 

 

 

三、連獅子

 

文殊菩薩が住む、霊地清涼山。

その麓の石橋に、狂言師の右近(中村勘九郎)と左近(中村長三郎)が手獅子を携えて現れます。

石橋の由来や、文殊菩薩の使いである霊獣の獅子は仔獅子を谷底へ蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。

やがて満開の牡丹の花に戯れ遊ぶと、親獅子の精と仔獅子の精が現れ…。

 

長三郎君は、おおらかで、活発な子なんだろうと思った仔獅子でした。一生懸命踊る姿が愛らしいです。

成長しましたね。

二人桃太郎の時は、黒子さんに抱っこされて、立ち廻りしてましたもの・・・。

 

勘九郎さんは、切れがあって、体幹がしっかりしています。

毛振りになると、長三郎君を待たず、ぐいぐい凄いスピード。

中村屋三人の連獅子の時、若い息子に負けるものか!とぐいぐい毛振りした勘三郎さんを思い出しました。

あの時、三人が三人、負けるものか!!と競い合っていましたもの。

 

歌昇さんの浄土の僧遍念が、表情、動きどれも良かったです。

 

 

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