NHK BSで映画「地下鉄に乗って」を観ました。

 

 

営業マンの長谷部真次(堤真一)は、仕事帰りの地下鉄の駅で、父(大沢たかお)が倒れたとの連絡を受ける。

気難しく威圧的な父とは高校卒業と同時に絶縁しており、長い間顔を合わせていなかった。

 

地下道を歩きながら、父とケンカして家を飛び出したまま帰らぬ人となった兄を思い出す真次。

そんな彼の前を、亡き兄に似た人影が横切る。

 

後を追って地上へ出ると、そこは兄が死んだ昭和39年の東京だった……。

 

 

初めて観たのですが、浅田次郎の小説の映画化で、2006年の作品。

地下鉄に乗ってタイムスリップをするというファンタジー系の映画でした。

 

過去に遡り、真次は、絶縁していた父の本当の気持ちを知ることが出来ます。

 

又、真次の不倫相手であるみち子も、両親に望まれて生まれたことを知るのですが、実は、異母兄弟である真次の幸せの為に、自分が生まれてこない事を選択します。

 

不倫相手が、異母兄弟ですから、幸せになれるはずもなく、みち子が切なくて・・・。

みち子役の岡本綾さんが、寂し気な、雰囲気のある女性で、

今は、女優を引退しているとのことですが、年を重ねた彼女を映像で見てみたいと思いました・・・・。

 

 

主人公の堤真一さんが、若くて素敵。17年も前ですもの!

最近の堤さんを見るとあれ?と思っていたんです・・・。

 

 

私は、とにかく地下鉄が大好き♡

どこに行くのも地下鉄を乗り継ぎ、目的地に向かいます。

丸の内線が、古くて懐かしい~。昔の丸ノ内線や銀座線は、電気がぼわ~んと暗くなるんです。

新中野は、娘が住んでいた駅。銀座線、永田町、赤坂見附と出てくるワードにキュンとするそんな私にぴったりの映画だったかも!

 

東京の地下鉄は、乗り継げばどこでも行ける!というほど、たくさんの地下鉄が、細かく入り組んでます。

人生の選択も、地下鉄の乗り継ぎの様に、色々なパターンがあると思います。

 

不倫を選択しなかったら、みち子も死を選ぶことなく、幸せに暮らしていたかも・・・そんなことを思いました。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村