一、熊谷陣屋
源氏方の武将熊谷直実(松本幸四郎)が自らの陣屋に戻ると、妻の相模(中村魁春)が息子小次郎の初陣を心配して訪れます。
直実が敦盛を討った様子を語って聞かせますが、そこに敦盛の母である藤の方(中村雀右衛門)が姿を現し、直実に斬りかかります。
藤の方と相模が悲しみに暮れるところ、直実が源義経のもとへ敦盛の首を届けようとしますが、そこへ義経(尾上菊五郎)が現れ、首実検が行われることになり…。
熊谷陣屋も毎年毎年観ています・・。皆さんお好きなのかしら?私はあまりお好みではありませんけど・・・。
さて新幸四郎さん、低い声で堂々と大きく演じていました。でも、魁春さんや雀右衛門さん、菊五郎さんに囲まれるとちょっと霞んじゃった?
元幸四郎さんの直実、それほど好きではないけど、やはり比べればお父様の直実の方が、より悲しみが深かった様な・・・。
二、壽三代歌舞伎賑
江戸の芝居町である木挽町。このたびの襲名を披露する高麗屋三代、二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎が登場。
木挽町に集う皆々が出迎え、お祝いを述べます。
歌舞伎史上に残る2度目の親子孫三代襲名なんだそうでお祝いムードたっぷり~。
晴れ着姿の男伊達・女伊達が両花道を使ったりと、とにかく豪華な面々で、歌舞伎座開場以来の俳優さんが揃ったとか!
玉三郎さんが梅玉さんをお連れしてくるんですけど、仁左衛門さんが「女房のお玉が~」がと言うんですよ。相変わらず良いコンビだこと。我當さんが出演されていて嬉しい。秀太郎さんの声も大きくて、やっぱり、松島屋さんばかり気になってしまうの・・・。そうそう猿之助さんが番頭さんでした。
舞台上の皆様がニコニコしてるから、観ている私達も盛り上がりましたよ~。改めてお祝いって良いですね~*^o^*)