加齢なる一族、十二月大歌舞伎 の夜の部千秋楽に行きました~音譜





夜の部

通し狂言 雷神不動北山櫻

 時は平安時代のはじめ。帝には早雲王子(市川海老蔵)という後継者がいましたが、陰陽の博士安倍清行(市川海老)は、王子が帝位につくと天下は乱れると予言します。
そこで帝は高僧鳴神上人(市川海老)に、妃が身ごもった女子を男子に変える「変成男子」(へんじょうなんし)の行法を命じ、見事、世継ぎの男子が誕生します。
帝になる望みを絶たれた王子は、まず手始めに鳴神上人を都から追放。
この企みによって朝廷に恨みを抱いた鳴神上人は、自らの行法で京都北山の滝壺に龍神を封じ込めてしまい、以来、都では日照りが続き、人々は旱魃(かんばつ)に苦しみます。
そこで朝廷は、清行の高弟で宮中一の美女とうたわれている雲の絶間姫(坂東玉三郎)を上人のもとに遣わせます。
絶間姫は、雨を降らせるために龍神を飛び去らせる方法を思案します…。

 一方、粂寺弾正(市川海老蔵)は、小野春道(市川右近)の館を訪れ、主人文屋豊秀の輿入れが延期されている春道の息女錦(中村児太郎)の前の奇病の解決に乗り出しますが…。

 歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』『不動』の3演目は、『雷神不動北山櫻』のうちの一幕として上演された作品だという事を初めて知りました!!

『雷神不動北山櫻』は、今回歌舞伎座では初めてなんだそうで、そして、海老蔵さんが五役を演じるという・・・。

中学1年生の時、初めて観た歌舞伎が「鳴神」。40年以上前ですけどね(/ω\)
鳴神上人は、亡くなった團十郎さんがまだ海老蔵さんの時代で、雲の絶間姫は、玉三郎さんでした('-^*)/

玉三郎さんは、変わらぬ若さと美しさ・・・。

胸元に手を入れられた時に、頬がほんのりピンク色に染まったように見えたので、びっくり!きっと顔の角度と向きで、そう見えたんでしょうね。
計算されたお化粧なんでしょう・・・。牡丹の花の様に美しかったわ(≧▽≦)
玉三郎さんの出演により、海老蔵さん「鳴神」の場が断トツに良かったです。


大詰めの不動明王降臨の場の演出が、スーパー歌舞伎みたいな気がしたのは、私だけかしら?


今年最後の歌舞伎も、華やかに終演し、私の今年の観劇も無事に終わりました合格

来年のお正月公演は、期待度アップ
来年も楽しみでございますラブラブ