加齢なる一族(友人、私)、帝国劇場にモーツァルトを観に行きました~
幼き頃より“神童”と謳われたヴォルフガング・モーツァルト(井上芳雄)は、音楽家として過大な期待を寄せる父親のレオポルト(市村正親)や姉ナンネール(花總まり)、
ヴォルフガングの才能の独占を図るザルツブルクの領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)らに囲まれ、本当の自分と周囲のイメージとの差に戸惑う日々を送っていた。
そんな折、ヴァルトシュテッテン男爵夫人(春野寿美礼 )の援助を得たヴォルフガングは、
愛する家族を残し、全ての束縛を絶つために、故郷ザルツブルクを飛び出し、音楽の都・ウィーンで成功を収める。
ありのままの自分を受け入れてくれるコンスタンツェ(ソニン )との愛を育み 、全てを手にしたかに見えたが、ヴォルフガングの人並み外れた行動は、愛する人たちから理解されず、 逆に心が遠ざかる結果となる。
モーツァルトは、何回観たかしら?
とにかく、この作品の音楽が大好き
モーツァルトのありのままの自分を愛してほしいという気持ちには、いつも泣いてしまいます・・。
父の気持ち、姉の気持ち、妻の気持ち…それぞれの思いがかみ合わず、人と人が分かり合えない悲しみに胸が苦しくなるばかり・・・(ノω・、)
家族と分かり合いたい、人と心を通わせたいと思うなら、諦めずに話し続ける、気持ちを伝える努力を惜しまないことでしょうね。
モーツァルトを観るたびに、そう思います・・・。
井上君は、今回で卒業・・、ナンネールもコンスタンツェもキャストが変わり新鮮でした。
そして、変わらない市村さんや山口さんの存在感の大きさ・・・。モーツァルトが続く限り、このお二人は変えないでほしいわ。