加齢なる一族(義姉、私)、渋谷のシアターコクーンに「三人吉三」を観に行きました~音譜



節分の夜、同じ吉三の名を持つ三人の盗賊が出会い、義兄弟の血盃を交します。

三人は、 僧侶崩れの和尚吉三(中村勘九郎)、振袖姿のお嬢吉三(中村七之助)、そして浪人のお坊吉三(尾上松也)。

名刀「庚申丸」と「百両の金」は、三人の吉三とまた三人と縁のある様々な人々とを悲しい運命の糸で結びつけているのでした・・・。

シアターコクーンで勘三郎さんの三人吉三を観たのは、今から7年も前のこと・・・。

あまりの迫力と面白さに、足をくずすこともなく(平場という椅子席でなかったので)
、夢中で正座で観劇しました。

最後みんな、立ち上がって大拍手!!
私も立ち上がろうとしたら、足がしびれていて大転び!!

恥かしかったけど・・・足がしびれていることさえ気がつかないぐらい面白い公演だったこと、忘れられません(ノω・、)

今回は、
勘三郎さんが演じた和尚吉三を勘九郎さん
福助さんが演じたお嬢吉三を七之助さん
橋之助さんが演じたお坊吉三を松也さん

という様に配役が若くなりました。

さらに、十三やおとせも新吾さんと鶴松君なので、本当にぐっと若返りの配役ですね(o^-')b

串田さんの演出らしく、歌舞伎、歌舞伎していなくって、わかりやすいですね合格
ですから最後の大立ち回りなんて、若さ爆発!!
これでもか、これでもかと立ち回りを続け、さすがです。

勘三郎さんほど、貫録や深い悲しみを表現できなかったけれど、勘九郎さんの身体能力の高さには感心。
前回に増して考えられないほどの雪など、今回の若い三人吉三らしいラストでした。

三人吉三も、今まで色々な配役で観たと思いますが、この三人の吉三は、若者らしい、渋谷らしいい、エネルギッシュな三人吉三でした~。

歌舞伎は、同じ演目を色々な配役で観ることが出来るので、どうしても過去観た人と比べてしまいます・・・。
これは、○○さん、あれは、▲▲さんが良かったと心の奥底にしまい、あの時の○○さん、素敵だったと思い出して楽しむのが何よりの時間( ´艸`)

勘九郎さんのコクーン歌舞伎なら「天日坊」に1票かな?