加齢なる一族(義姉、友人、私)、團菊五月大歌舞伎・夜の部に行きました音譜



夜の部

一、歌舞伎十八番の内 矢の根




 紅梅白梅花盛りの正月。
曽我五郎(尾上松緑)が大きな矢の根を研いでいると、大薩摩主膳太夫(河原崎権十郎)が年頭のあいさつに訪れます。
主膳太夫が祝儀に持参した宝船の絵を枕の下に敷き、五郎は初夢を見ようと横になりますが、夢枕に兄の曽我十郎(澤村田之助)が現れます。
助けを求める十郎の姿を見て飛び起きた五郎は…。


松緑さん、お衣装が似合って五月人形のようです(o^-')b
おおらかで、豪快で、ちょっと可愛い松緑さんの曽我五郎でした。
あれ?先月も曽我兄弟を観たような・・・・?


二、極付幡随長兵衛




 大勢の芝居見物客で賑わう江戸村山座。
演じられている「公平法問諍」の舞台に乱入し、居座る旗本水野十郎左衛門(尾上菊五郎)の家臣を追い払った幡随院長兵衛(市川海老蔵)は、桟敷で様子を見ていた水野に呼び止められ、一触即発となります。
後日、水野の屋敷での宴に呼ばれた長兵衛は、この誘いが水野の企みであると悟りながら、出向くことを決意します。周囲が止めるのも聞かず一人で屋敷に出かけた長兵衛は…。
 


海老蔵さん、随分貫録が出て、時蔵さんのお時と良い夫婦に見えました。
背も高く眼力もあり、華があります~。

亀三郎さんや亀寿さんが、鯔背な子分を演じているのは、そうでしょう~という感じでおどろきませんが、お姫様役が多い右近さんには、びっくり!
そして、なかなか男らしいのです。でも元々男性ですものね・・・・(;^_^A
巳之助さんも声がよく通っていました。

死を覚悟して、町奴がひとりで水野のお屋敷に向かうなんて、番隨長兵衛かっこよすぎるアップ
お風呂場での派手な立ち回りに最後は、槍に突かれて幕なんて、人気な演目なはずね('-^*)/

吉右衛門さん贔屓だから、時々吉右衛門さんの長兵衛を思い出してました・・・。




三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子




 正月の江戸城本丸御殿。
新年の恒例行事である御鏡曳きが執り行われ、将軍に所望された小姓の弥生(尾上菊之助)が吉例の舞を踊ることになります。
可憐に踊り始めた弥生ですが、祭壇に祀られた獅子頭を手にとり、踊りを披露しようとすると、獅子の精が弥生に乗りうつり、姿を消してしまいます。やがて、勇壮な獅子の精が現れ、獅子の狂いを見せ始めます。
 

菊之助さんの弥生が可愛くて品のあること!お着物も素敵合格
踊りも丁寧で、気を集中しているのが良くわかります。
今回、最前列の真ん中の席だったので、何度も目が合った気がしました・・・(*゚.゚)ゞ
義姉は、「貴方の弥生を観るためにこの席にしたのよ~」と思いながら観たとか( ´艸`)

胡蝶の身体が大きくて可愛くないし、一緒に踊ると獅子の精になってからの菊之助さんが大きく見えません・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
なんだか勿体ない・・・。
胡蝶は、小柄な子役でお願いしたいわ