トイレで盗撮した有名人の動画を盗撮サイトに提供したとして、リベンジポルノ防止法違反罪に問われたコールセンターオペレーターの山本雄一郎被告(34)=福岡市中央区=に対し、福岡地裁は16日、懲役6カ月(求刑懲役10カ月)の実刑判決を言い渡した。
判決などによると、山本被告は福岡市内の商業施設内にある男女兼用トイレにビデオカメラを設置。女性が用を足す様子を盗撮し、昨年5月、被害者が特定できる状態で動画4点を盗撮サイトに提供した。
平塚浩司裁判官は「動画がネットに公開され、被害者は多大な精神的苦痛を被った」と述べた。過去に盗撮で有罪判決を受け、執行猶予の期間が終わってすぐに今回の盗撮に及んだことから「規範意識が鈍麻している」と指摘、実刑が相当とした。
公判で検察側は、被告が有名人5人の盗撮動画をサイト側に計110万円で売ったと指摘していた。
このサイトをめぐっては運営者ら十数人が同法違反などの容疑で逮捕された。
朝日新聞社 11月16日 20時10分
漆工芸作家の武田武弘氏死去
野菜高騰で“カット工場”…