~対決!アリスVSゴーリキ2号・に~
学校のグラウンドに現れたどっかからきた変なロボット。
ゴーリキ2号っていうらしいけど、別に名前とかどーでもいい。ただひたすら迷惑だ。
ロボットに捕まった生徒会長のヒグチくんたちを助けるためアリスはロボットの前へ・・・。
「ふふふ・・・やっとお出ましだなアリス。私の挑戦を・・・」
言ってる間にアリスはロボットの指をはずしてヒグチくんたちを救出していた。
「話しをちゃんと聞かんか!」
もう・・・!
私は教室を飛び出すとグラウンドへ。
ロボットの前に立つ。
「どこの誰だか知りませんけど、アリスに挑戦なんて無謀なこと考えないでさっさと帰ってください!」
もう一時間目終わって休み時間も終わっちゃうよ。
「うるさい!アリスを倒して世界最強の名誉を手に入れるのだ!このゴーリキ2号の名を世に知らしめてやるのだ!!」
・・・少なくともニュースくらいには出てるんじゃないかと思うけど・・・。
「さあこのゴーリキ2号と戦え!でないとプールを壊して熱いだけの夏を過ごさせるぞ!!」
何て大人だ。
「お~っと恐怖の宣言!この挑発にアリスはどう出るのか~っ!!」
放送室からモエが飛び出してきたらしい。面倒な所に面倒なのがまた増えた・・・。
「・・・」
ヒグチくんたちを安全な所に置いてきて、アリスがロボットの前に戻ってきた。
「アリス、だめよ相手にしちゃ。」
「プール壊すって言ってる・・・あの人本当にやりそうだから・・・。」
ロボットの方へ進んでいくアリス。
「おお~!アリスは挑戦を受けるようです!!」
モエ・・・!
「よし、ではいくぞ!ゴーリキ2号のパワー・・・」
アリスはロボットの腕を掴むとそのまま背負い上げのように投げ飛ばした。
ズン・・・!とロボットが地面に叩きつけられる。
「ちょっと待て・・・まだセリフのとちゅ・・・。」
アリスはもう一度ロボットの腕を掴むと今度は横に振り回し投げ飛ばす。
「・・・おのれなんというパワー・・・」
「お~っと!開始早々投げ飛ばされるロボット!手も足も出ずかあ~っ!!」
地面に倒れたロボットに近づくアリス。
ロボットは起き上がりざまアリスの体を握り掴んだ。
「アリスが捕まってしまった~!!」
「アリス!」
アリスを握りつぶそうとでも言うの!?
「どうだ・・・これではどうすることもできまい。」
「・・・」
バキッ!バキンッ!!
まったく表情を変えず腕を広げたアリス。アリスを掴んでいたロボットの指が千切れ飛んだ。
「・・・うそ・・・」
アリスはロボットの膝をジャンプ台にして飛ぶとロボットの顔にキック!ロボットの顔がグニャッと変形してロボットは背中から倒れた。
さらにアリスはロボットの足を掴んでブンブン振り回すとまた放り投げた。
・・・もうロボットはボロボロだ。
だからやめた方がいいって言ったのに・・・。
「・・・こ、こんなバカな・・・わしが全力をかたむけて造ったゴーリキ2号がこうも簡単にやられるとは・・・」
しょうがないなあ。
「ねえもうやめたら?アリスには勝てっこないって!」
「だまれだまれ!このままむざむざやられはせん!これを見よ!!」
起き上がったロボットがゴゴ・・・と大きな音を立てたかと思うと、ロボットの体からいくつもの煙突のようなものが・・・。
煙突じゃない砲身だ。
「こらああっ!飛び道具は卑怯でしょ!!」
「何とでも言え!心配するな校舎には当てん!」
「そういう問題じゃなああい!!」
キンコ~ンカ~ンコ~ン♪
二時間目のチャイムだ。
~つづく~