不意の事故で前歯を打ってしまったら
金沢区で南横浜ファミリー歯科を新規OPEN予定のアヤ先生です♪
さてさて、前回の外傷歯の続きです
打撲が多いですが、中には歯冠の破折を伴うケースもあります。直近のアメリカの学会では、スポーツ外傷の根未完成歯の根の治療についての発表がありました。今回こちらの記事では歯冠修復について述べたいと思います。
割れた部分をガイドラインに沿って修復しますが、やはり一度割れてしまった部分はまた取れやすい。
そして、前歯ゆえに心理的な影響も大きく、取れちゃったら学校行けないって、外傷で経過を見ているお子さんは言っていました。当然です、なので当院は少し時間のかかる処置ではありますが早急な急患対応いたします。
当院では上のお写真のフラサコ冠を使用して修復します（アメリカではstrips crown）
①接着面積が増えるため不意に脱離するリスクが軽減する②小児の前歯の大きな虫歯に有効、永久歯の破折歯への適応あり③１Dayでの治療が完了するので、型取り不要（最低限の切削範囲）乳歯であれば、永久歯が生えてくるので保険の充填剤で十分です。
永久歯の場合、保険診療の材料でも可能ですが、やはり前歯ですので色などを相談の上、お取り寄せした材料での充填がお勧めです♪（自費材料での治療の場合は保険適応外となります）
デメリットは、お写真の冠を置いてない開業医さんが多く、対応できる医院が限られているという事（歯科大学病院にはあります♪）冠の保険請求はラバーダムと同様に不可なので、保険治療では扱いにくいという理由もあり開業医さんで見かけないのでしょうか・・。当院ではスポーツ用のマウスガード、ホワイトニングのカスタムトレー、歯ぎしり用のナイトガード（ソフト・ハード）を作ることが可能ですのでご興味がありましたら、気軽にお問合せください
（サッカー・ラグビー・バスケットボール等の練習時はスポーツマウスガードの着用がお勧めです）
