一人一宇宙

 一人一宇宙という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか?

あなたがあなたの認識に沿って現実を生きているように他の人もその人の認識で創った世界を生きています。すべては自分の心の在り方、すべては自分の心の捉え方

誰もが自分の宇宙の創造主だとも言えます。このことを「一人一宇宙」と呼びます。

【意識が現実を生み出す・一人一宇宙】

宇宙には様々な波動が存在します。宇宙の相互作用として働くエネルギーをアトランダムに記して みました。

1)【遠心力/求心力】:義/愛、分析/統合、西洋/東洋、陽/陰 、光/水、
  無/有、 アニマ/アニムス 

2)【循環】:支配/被支配、加害者/被害者、虐待者/ 被虐待者、上/下
 3)【自転/公転】:粒子/波、今/時間、個/全体、顕在意識/潜在意識

4)【セット】:S極/N極、左/右、明/暗、死/再生、プラス/マイナス

5)【黄金率】:調和、フィボナッチ数列、自然界の渦

6)【波動干渉・波動共鳴】:正負の法則・引き寄せの法則

 7)【相似性】:フラクタルetc.

 

相生・相克を説く五行の考えはどこに分類できるのでしょう。プラトン哲学や一霊四魂の考え方は4大元素説になるのでしょうか?方位や星座エネルギーは?数のエネルギーは? 言葉のエネルギー、思考のエネルギー、色や音のエネルギー、反射エネルギー・・・・  どのように分類できるのでしょう?

しかも現実は認識を持って立ち現れる。一人一人の現実は皆異なり、マトリックスといわれます。

ホイーラーという物理学者は「この世は人間に記録(観測)されるまでは存在しない」ことを証明する実験をし「ホイーラーの遅延選択実験」として公表しています。シュレーディンガーの猫の話も類似していますね。

 

「自然の摂理には人間の意識を超えた客観性がある」はずですが「人間の意識が介入することで初めて(その人の)現実は確定する」と言えます。

般若心経に「色即是空 空即是色」という教えがあります。「色」の意味は「物質」、そして「空」の意味は「エネルギー」です。「色即是空 空即是色」を簡単に言えば「物質の本質は実体のないエネルギーであり、そのエネルギーが実体としての物質でもある」という意になります。「吾であり・宇宙である」という実感も「量子は粒でもあり波でもある」という、量子の二重性と同じ内容です。

仏陀は、量子力学が確立される2000年以上も前に、「この世の本質は実体のないエネルギーであり、現実は実は幻想に過ぎない」と語っています。また、仏教には「縁起の法」という概念がありますが、この意は「すべての存在は関係性で成り立っている」ということです。この世に「絶対的な単体」という存在は有り得ないということです。あなたという存在は、何らかとの関係性の中で、初めて定義(説明)できるのです。この「縁起」という概念は量子力学でも同様です。なぜなら、この世はそもそも「観測者」と「対象物」という関係性がなければ存在しえないからです。この宇宙でさえ、人間という観測者がいなかったら存在しない、となる。

 

エネルギー感覚を失っていない動物たちは阿吽の呼吸で判りあっているのに人間だけがバラバラなのは悲しいですね。

なぜ和多志たちはバラバラの宇宙観を持ってしまったのでしょう?

バベルの塔の物語を連想します。

 

バラバラの宇宙観を持つ和多志たちが(人の間と書く)人間として共に生きていくために どうすればよいのでしょう?

まず互いの違いを認め、尊重しあうことが必要です。

 

金子みすゞさんの詩「みんなちがって、みんないい」を連想します。

 

『和多志と小鳥と鈴と』

和多志が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は和多志のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

和多志がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は和多志のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから和多志、
みんなちがって、みんないい。

 

心理学者アルフレッド・アドラーの言葉も含蓄に富んでいます。

 

アドラー心理学サロン@adler_salon

あなたは、この世界の主役なんです。

あなたは、この世界の中心ではありませんが、いつでも主役なのです。

この世界は人それぞれの主観の中でしか存在せず、その全てを他人とは共有できません。他人が何と言うのか、どう思うのかはあなたには何一つ関係ありません。

それを氣にしたら、脇役です。

 

アドラーのことば@adler187027

幸せの三要素は、自分自身が好きかどうか。よい人間関係を持っているかどうか。そして、人や社会に貢献しているかどうか。

 

アドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」とも語っています。

まず人間関係に焦点をあてながら論を進めてゆきたいと思います。

 

【エンカウンター・グループ】

エンカウンター・グループとは「出会いのグループ」という意味です。 

情報や知識や意見交換ではなく、縁を大事にした触れあい、本音の交流を主とし、自己についての発見や他者との関係を確認し、行動の変容と成長を狙ったグループです。

 

率直なフィードバックと 自己開示が求められます。

 

エンカウンター・グループには、ベーシック・エンカウンター・グループと、構成的グループ・エンカウンターがあります。

いずれも人間性回復運動に支えられて発展してきました。 

生きるとは「自分が自分の人生の主人公である]という意識を持ち、「選択の主体であるという自覚」を持つと同時に「相互関係への関係としての自分」(キルケゴール)に目覚めていることと言えます。

人が一を叩くと書いて命と読むようにワンネス への歩みこそ生きることともいえます。

 

【ベーシック・エンカウンター・グループの特徴】

1)あらかじめ準備されたプログラムはなく、メンバーから自由に提供されたテーマに添って展開されます。

2)メンバーは受容と共感によって関わっていきます。批判、議論はしません。

3)グループが親密な雰囲氣になり、かなり深い感情レベルでの交流になることが多いのが特徴です。

4)非常に時間がかかるのが問題です。

 

【構成的グループ・エンカウンターの特徴 】     

1)メンバーのニーズや個性によって プログラムを準備します。

2)エクササイズを誘発剤にして、交流の方向や深度をコントロールできます。

3)エクササイズを介しての交流であれば いきなり話し合いをすることによって起こる心理的な抵抗を軽減させます。

4)みんなと同じ課題をすることで、共通の場で起こる感情を共有したり、仲間意識を高めます。

5)非常に短時間で 「自己開示」と「他者からのフィードバックを受け取る」体験、氣づきの体験が可能です。(ジョハリの窓の項をご参照ください。)

6)エクササイズは参加型のグループワークが中心なので グループ効果に加えエクササイズそのものの目的からの学びもあります。

取り扱う課題(エクササイズ)には、自己理解、他者理解、自己主張、自己受容、信頼体験、感受性の促進などのねらいが組み込まれています。

(ライフスキルプログラムもこれに該当します)

7)構成的グループエンカウンターの3本柱 は インストラクション,エクササイズ,シェアリングです

 

【エクササイズの例~コンセンサス実習~

コンセンサスゲームの素材と組み立て方

1)愛とは?平和とは?人間とは?ワンネスとは?etc.思索を深めたいテーマを一つ選ぶ。

2)テーマに関するインスピレーションをブレーンストーミングで出し合う。

3)テーマに関するイメージをフォトランゲージ、またはコラージュメーキングで表現し、分かち合う。

コラージュメーキングとは絵画の技法の1つで、フランス語の「糊付け」を意味する言葉です。

新聞や雑誌の切り抜き、壁紙、布、砂.木の葉、ビーズその他さまざまな素材を組み合わせて仕上げる表現方法です。

4)簡易KJ法で テーマを深める。

5)各グループで出てきた「島ごとの表題」をリストにまとめコンセンサスゲームの素材とする。

*簡単に実習を作るには 漢和辞書、ことわざ辞典、名言集などの活用も お勧めです。   

例えばジェンダーの問題を考える時「女」の入る漢字をリストアップし、その背後にある女性観を 観ることからスタートできます。

また 象形文字のルーツを観ながら思索を深めることもできます。

あるいは音の「じょ」から女という字に込められたイメージを探ることもできます。(女、序、叙、除,所、助、恕)

 

~実習例~

グループ指導者に望ましい資質 ~コンセンサス実習~

手順

① 以下にリストアップされた a~s までの項目の中から あなたがグループ指導者に望ましい資質だと考えるものを5項目選んで、望ましいと考える順に順位付けをしてください。その理由も考えてください。

② グループメンバー全員が望ましいと考える項目を5項目選びグループメンバー全員による順位付けをしてください。

メンバー各位は他のメンバーの説に納得いくまで 自説を主張してください。ただし執着はしないでください。

多数決、じゃんけん、くじ引き等、葛藤を避けるための手段は取らないでください。

*このワークは 結論より過程を大事にします。

各グループごとの 「コンセンサスを得ていった過程」と「その結果」を分かち合い、質疑応答をします。

 

《リーダーとして望ましい資質~コンセンサス実習~》

a.) 健康でいつも快活に人に接し、また指導者としての重圧をあまり苦労することなく担ってゆける。

b. )無批判に人の考えに振り回されず、自主的に物事を考え発案し、これを 実行に移してゆける。

c. )物事を多角的に考え、可能性を求めて 新しいアイディアを思いつくことができる。

d.) 危急の場合も慌てないで、冷静に落ち着いて対応できる。

e. )メンバーに役割を分担させ、その役割が充分果たせるよう、上手に援助することができる。

f. )自分の属する上部団体(または組織)の目的と理想に共鳴し、その実現のために熱心に協力している。

g. )自分の信じる主義あるいは信仰に確信を持ち、それに忠実である。

h. )現状に満足せず、進んで新しい方面を開拓する冒険的精神と勇氣を持っている。

i. )いつも先入観や偏見に捕らわれないで、また強い好き嫌いに支配されないで人に接したり 物事に対処できる。

j. )ある一つの事柄については、メンバーの誰よりもすぐれた見識と技能を持ち、人を指導することができる。

k. )人を怒らせたり、叱ったりしないで穏やかに励まし導いて、彼らが進んで発言し、実行するようにすることができる。

l.) 先に立って無理に人を引っ張ってゆくのではなく、自分はなるべく表面に立たず、氣長に人を導いてゆくことができる。

m.) グループ全体のことに専念する時も、メンバーのことを忘れず、また一人一人のことに没頭する時にもグループ全体のことに氣を配ることができる。

n. )メンバーの要求を組み立てて一つの目標を作り出し、それに向かってグループの全力を集中させることができる。

o.) 厳しい批判を受けたり、強く反対された時にも、また形勢が自分に不利になった時も、自制を保ち、あとで後悔するような言葉を口にしないでそれに処することができる。

p.) グループの持つ興味を高め広め深めて、その関心をグループの利害を超えて社会的なものにまで拡大することができる。

q. ))自分をすでに完成したものと考えず、自分もメンバーとともに成長することを望んでいる。

r. )常に楽天的に物事の積極的な明るい面を観、不平不満を抱かずにおれる。

s. )あなたの指導するメンバーから敬愛され、信頼され その人たちとしっかり結びついている。

 

【シェアリング/振り返りシート】

シェアリングの基本は「振り返り」です。体験を振り返ることで学びが深まります

振り返りの方法を数例紹介します。

●振り返りシートを使う(振り返りシート例A~D)

●ペアで話し合う

●小グループ話し合う

●フォトランゲージ、コラージュメーキングetc.で表現し、分かち合う

●全体で話し合う 

 

【振り返りシート例A(下の文章を完成してください)】

 

和多志があらためて学んだのは、和多志が(は)・・・・

和多志が付いたのは和多志が(は)・・・・・・・

和多志が驚いたのは和多志が(は)・・・・・・・

和多志が嬉しかったのは和多志が(は)・・・・・・・

和多志ががっかりしたのは和多志が(は)・・・・・・・

和多志にとって必要だと分かったのは、和多志(は)・・

和多志が今後取り組みたいと思ったことは、和多志(は)

和多志が役立てたいと思ったことは、和多志が(は)・・

 

【振り返りシート例B】

1 )できなかったを1、 充分できたを5として達成度をチッェクしましょう

(1)どのくらい自分の意見や考えを述べることができましたか。 1 2 3 4 5                     

(どのような点で) 

(2)どのくらい他のメンバーの意見や考えを聴くことができましたか

                               1 2 3 4 5              

(どのような点で) 

(3)どの程度、グループに参加している実感がありましたか。  1 2 3 4 5                   

(どのような点で) 

2) あなたは、今の実習の中でどのようなプロセスに氣づきましたか。

3 )今の実習の中で他のメンバーは、どのような発言や動きをしていましたか。

(印象に残っていること、感じたこと、メンバーの言動がグループやあなたに与えた影響など)

 

(誰の)        (どのような言動が)        (どのような影響を)

 和多志

  さんの

  さんの

  さんの

  さんの

  さんの

4 )今後、自分が課題としたいことはどのようなことですか。

 

【ふりかえり用紙 例C】

1)話し合いをするなかで氣づいたこと、学んだことなどを書いてください。 

2)グループ活動の中で、自分も含めて、メンバーはどのような動きや働きをしていまし たか?P、M機能を使って 氣づいたことを列挙してください。 

(誰の)  (どのような言動や働き)

課題達成の役割・機能(パフォーマンス機能) ーコンテントに働きかける力― 

P-1:あらたに始める・発議する・口火を切る(途中でも)

P-2:情報・意見・アイデアなどの提供を求める 

P-3:情報・意見・アイデアなどを提供する 

P-4:明確化・吟味・解釈・判断などをする 

P-5:関連づけ・まとめや締めくくりをする(途中でも、 終わりでも) 

P-6:合意をとりつける。意見一致かどうかを確認する

P-7:記録したり、座席を変えたりなど技術的に貢献する 

P-8:その他、課題達成の働きかけ

 

集団維持の役割・機能(メインテナンス機能) ープロセスに働きかける力― 

M-1:あたたかく励ましたり、支えたりする 

M-2:雰囲氣を作る。感情を表す、確かめる、共有する 

M-3:緊張を緩和させる。調和をはかる。仲をとりもつ 

M-4:譲歩する。グループの線に沿って妥協する 

M-5:課題を達成のために標準を示す。規範・基準を作る 

M-6:整理役・進行役を勤め、コミュニケーションを促進 させる 

M-7:観察して、フィードバックする 

M-8:その他、集団維持の働きかけ

 

3)今回の学習の体験から、日常へ活かせることはどのようなことがありますか。
また、 それはどのように活かしたいですか。

 

【ふりかえり用紙 D 】  

できなかったを1、 充分できたを5として達成度をチッェクしましょう

一人になってよく思い出し、今の氣持ちを大切にして、できるだけ素直に、そして、具体的に書いてく ださい。 

1) あなたは、課題を解決する中で… 

(1) 自分の言いたいことをどのくらい伝えることが出来ましたか。 どのような点でそう感じたのか理由を書いてください。 

(2) 他の人の話をどのくらい聞くことができましたか。 どのような点でそう感じたのか理由を書いてください。 

(3)どのくらい協力しあえたと思いますか。 どのような点でそう感じたのか理由を書いてください。 

 

2) あなたはグループで課題を解決するために、どのようなことを試みましたか。 

 

3) お互いのやり取りの中で、どのようなことに助けられたと感じましたか。 誰の どのようなことを(具体的に) どのように感じたか 

 

4)グループで課題を解決するときに、どのようなことが役に立ちましたか。 

 

5)その他、氣づいたことを自由に

 

【自己表現の3タイプ】

1)ブレーンストーミングで、のび太・ジャイアン・しずかちゃんについて話し合う。 (アニメのキャラクターである三人についてイメージすることを出し合う。 )

2)自分の氣持ちを伝えるとき、三つのタイプがあることやアサーティブな表現を知る。 
① のび太型(うじうじさん) ② ジャイアン型(いばりやさん) ③ しずかちゃん型(さわやかさん)   望ましいのは③しずかちゃん型のアサーティブな表現で、その表現の方法を提示する。

3)以下の葛藤場面の会話がどのタイプか考え、そのコーナーに移動する。
三つのコーナーを決め、各タイプを表示しておく。紹介された会話がどのタイプになるか考えて移動する。
A:掃除をしないでおしゃべりをしていて先生に「さぼらないでしましょう。」と言われた時

①「 だって…  」②「さぼってなんかないよ!! 」 ③「 ごめんなさい。今からやります。」

B:友だちと遊ぶ約束をしていたのに、すっぽかされた時
①「(小さい声で)何で来てくれなかったの?」②「なんだあ、約束したじゃないか。うそつき。もう二度と遊ばないぞ。」③「一緒に遊ぶ約束を忘れたの?ずっと待っていたんだよ。寂しかった。」

C:給食を残してしまった時
①「(泣きそうな顔で小さな声)ごめんなさい。」②「もう… 残しちゃ悪いのかよ。あいつなんかいつも残しているじゃないか。」③「(率直に)今日はもう食べられません。残してもいいですか。 」

D:廊下を走ってきた友だちとぶつかってすごく痛かった時
①「痛いよ~。何でぶつかってくるんだよ。」②「何だよ。痛いじゃないか。あぶないなあ!やめろよ。」③「 廊下を走らないで。ルールでしょ。ぶつかって痛いよ。」

E:授業中、先生に指名されたが答えがわからなかった時
①「(黙って下を向く)」②「(ちょっとふて腐れて)はーっ。わからないよ。」③「(きっぱり)分かりません。」

 

氣持ちを伝えるとき 有効なのがアイメッセージです。

 

資料  アイメッセージのポイント
1・)相手の
持ち、望んでいることを共感的に受け止める。
2.)自分自身の
持ち、望んでいること、意志を観察する。
3.)表現する時 避けること。
 *自分の考え(議論を避ける)   
 *生の感情(感情をぶっつけるのではなく
持ちを伝える。感情をぶっつける
  と、相手を攻撃するエネルギーになる) 
 *批判(批判でなく提案)  
 *曖昧な表現   
 *操作的な行為

 

【アサーション(互いに尊重しあうコミュニケーション) 】 

1)氣持ちを伝えるときの、いつもの自分の話し方を顧みる。
   「資料 あなただったらどうしますか?」(下欄)を参照。  

2)自分のアサーションスタイルをチェックする。  

3)事例を、グループでアサ-ティブな表現に直し、寸劇スタイルで発表 。  

4)なぜアサーティブになれないかを検討。

   「資料 なぜアサーティブになれないか 」(下欄)を参照。

先ず非合理的な信じ込み(イラッショナルビリーフ)をチェック。

自分を縛る外的抑圧、内的抑圧を観る。なぜアサーティブになれないかを話し合う。

 

≪資料  あなただったらどうしますか?≫  

次のような場面を想像してください。いつものあなただったらどのように対応しますか?  

1.)相談を受けた。深刻な悩みを打ち明けられ心を動かされた。しかしゆっくりと話を聴ける時間がなく、早く切り上げなければならない。  

 

2.)保護者から注意を受けた。自分ではその指摘は適切ではないと思う。状況を説明して、誤解を解きたいと思うとき。  

 

3.)講演会で周りの人のおしゃべりがうるさくて、話が良く聞き取れない。静かにして欲しいと伝えたいとき。  

 

4.)園長から主任を受けるよう勧められた。ありがたい話だが断りたいと思うとき。  

5.)保護者に話しかけても、受け答えがぞんだいで、伝わらない感じがする。話に耳を傾けて、きちんと応えてもらいたいと思うとき。 

 

≪資料 なぜアサーティブになれないか  ≫               

*自己評価が低い(無力感、自信のなさ)「どうせ~~  」

* 「善・悪」「イエス・ノー」でもの事を考える   

* 比較して評価(自己評価の低さと関連)  

* 問題を誇張し、最悪の状況を考える    

* 傷つき体験    

* ジェンダーの刷り込  

* 周囲(社会)の期待、価値観に合わせる(外的抑圧)  

* 自己イメージに縛られる(内的抑圧)  

* 非合理的信じ込み:イラッショナル.ビリーフ(外的抑圧、内的抑圧による)

【アサーション権】

だれもが、正しく自己主張するための権利を持っています。自分のことも他人のことも大切にするための権利がアサーション権です。 AB二人一組になりAがBに「Bさん あなたには~~(アサーション権)があります。」と伝え、Bは「和多志には~~(アサーション権)があります。」と答えます。10のアサーション権を確認すると、役割を変えて同じように行います。

 

アサーション権 1 )わたしには、自分が思っていることを言う権利がある。
アサーション権2) わたしには、「はい。」「いいえ。」を自分で決める権利が
                            ある。
アサーション権3) わたしには、まちがえる権利がある。 
アサーション権4) わたしには、考えを変える権利がある。 
アサーション権5) わたしには、「わかりません。」と言う権利がある。 
アサーション権6) わたしには、欲しいものを欲しいと言い、したいことをしたい
                            と言う権利がある。 
アサーション権7) わたしには、人の悩みごとを自分のせいだと思わなくていい
                            権利がある。 
アサーション権8) わたしには、ありのままの自分で、人と関わる権利がある。 
アサーション権9) わたしには、自分の考えを表現しない権利がある。 
アサーション権10 )わたしには、他の人と同じように大切にされる権利がある。

【バベルの塔】

創世記2:7

「主なる神は土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」

ヨブ記34:14-15

「神がもしその霊をご自分に取りもどし、その息をご自分に取りあつめられるならば、すべての肉は共に滅び、人はちりに帰るであろう」

聖書には人間は土の塵から創られ土に返っていく存在だと 語られています。

更に神の息(=聖霊、風)を吹き入れられ生きるものとなったとも記されています。

肉体は大地から生まれ、大地に帰る存在。大地を通して循環し続けるエネルギー。

そのエネルギーに神の息が吹き込まれ生きるものとなった。神の息が取り去られると(抜けると)肉体は滅び土に帰るとも語ります。

聖書の神話表現を 今日的な言葉で置き換えると 肉体は大地から生まれ 神の息(霊魂)が去れば肉体の死が訪れ、大地に帰り その成分は循環し続ける。シーターヒーリングでは受胎するとしばらくたって 魂が(今世を生きる目的をもって)受精卵を選んで入り、命として成長してゆくと伝えます。(選択が間違っていたと感じるときは 出て行き流産)

こんな大地につながる命の存在が 大地から切り離されるとパワーを失うのはあまりにも明確です。

大地には過去との繋がりや現在の自己を確認できる時間と、柔軟で奥行きがあり、光や風、土や緑、生命のエネルギーと動きが感じられる空間があります。

しかし現代人はコンクリートジャングルといわれる乱立するビルの谷間に住み 大地はアスファルトやコンクリートで塗り固められ 大地と切り離された命を生きています。

より安全に、より快適にと 自然を克服し、支配する科学万能主義は「天空の城ラピュタの物語」を連想させます。バベルの塔、大国主命の国譲りの条件の話・・・etc.和多志たち人類は大地に根差すことより 天高く昇ることを求める生き物であることを 示すのでしょうか?

安全、快適、便利さを求めて進化してきた人間は 本来供えられていた機能を退化させ 五感、エネルギー感覚を失い 今や「人口脳に支配される明日」さえ杞憂される程になりました。

まさに大宇宙の愛と調和のエネルギーと響きあい 本来の姿を取り戻す必要を痛感します。以下はバベルの塔の物語を記した聖書の記事です。

 

創世記 11章

全地は同じ発音、同じ言葉であった。
 時に人々は東に移り、シナルの地に平野を得て、そこに住んだ。
彼らは互に言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。こうして彼らは石の代りに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。
彼らはまた言った、「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。
時に主は下って、人の子たちの建てる町と塔とを見て、言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。さあ、われわれは下って行って、そこで彼らの言葉を乱し、互に言葉が通じないようにしよう」。
こうして主が彼らをそこから全地のおもてに散らされたので、彼らは町を建てるのをやめた。 これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。

 

自己絶対化を求める人間の愚かさを感じますね。禁断の木(善悪を知る木)の実を食べた人間はまさにディアスポラです。

ディアスポラ

敗戦を境に アメリカナイズされ続けた和多志たちは日本人としての誇り、日本人としてのメンタリティ、日本人としての文化と歴史を見失っているのではないでしょうか?

歴史の浅いアメリカでは骨董品に人氣が集まると聞きます。

 

フロンティア精神でネイティブアメリカンを侵略し続けたピユーリタン達は祖国を追われた民でした。(西部開拓史)  

しかし、新天地アメリカも「人種の坩堝」といわれるように真実の祖国とは成らず・・・

植民地をどれほど得ても満たされない彼ら、自分の祖国・ルーツを失った彼らは 満たされることのない所属欲求を 生理的欲求(物欲)で満たすが如く更なる富と権力を求め続けました。(マズローの欲求5段階説 をご参照ください)

 

ディアスポラの民とよばれるユダヤ人もそうですね。

ユダヤの祖とされるセム族はメソポタミヤ文明の中で生まれました。

しかし木材を伐採し続けたセム族は 飢饉に遭遇することになり 族長の一人イサクは息子ヨセフの援助を得て エジプトに身を寄せることになります。

しかし寄留の国エジプトで その子孫が繁栄し続けたイサクの民は エジプト人から恐れられ、奴隷の憂き目にあうことになります。

「出エジプト」こそ「奴隷から解放されたユダヤ人」の救いの原点であり、モーセ5書こそユダヤ教の聖典です。

 

 しかし「出エジプト」から導かれた「約束の地カナン」は まもなく ローマに征服されてしまいました。

ユダヤ教の会堂で礼拝を捧げ学びをしていた キリスト教信者もユダヤ教信者も ローマから迫害を受けることになりました。

イエスは反ローマ運動の指導者として処刑されました。

イエスの死後 クリスチャンは もちろんローマの敵として 抹殺され続けました。

そのローマがなぜキリスト教を国教会と定めたのでしょうか?

 

「戒律を重んじるユダヤ教」や「多神教」よりも「神の愛を説くキリスト教」は楽に信者になる=仲間を作ることができる教えです。(自力本願のユダヤ教:他力本願のキリスト教)

仲間が大勢になれば国の統治に利用され、それによってさらにキリスト教会の地位が増し、信者になりたがる人も増える構図が見えます。

迫害をし続けたにもかかわらず クリスチャンはより大勢となったため、テオドシウス帝が統治に利用するため国教と指定するに至ったと考えられます。

 

ユダヤ教はキリスト教に キリスト教はローマに 乗っ取られたと言えば言い過ぎでしょうか?

 

ユダヤ人(ユダヤ教信者たち)は 約束の地カナンさえ失ってしまったのです。

祖国を失うとは 自分のルーツを失うことです。

それは満たされることのない飢えと渇きを産むことになるのではないでしょうか?

 

一方メソポタミヤ文明の崩壊の憂き目に晒された ヤコブ一族以外のセム族は どのように生き残ったのでしょう?

シルクロードが示す如く新天地を求めて 民は中央アジアへと移住したとは考えられないのでしょうか?

 

実際日本にはユダヤ同祖論が 有力な論として存在しています。

もしかしたら 和多志たち日本人のメンタリティの中には自分のルーツを失った民の痛みがあるのかもしれません。

 

Hiroshi Onishi@HiroshiOns

戦時中 青い目は日本人を「猿」と見た。 帝国は 清教徒の白人の国 原住民を虐殺し 奴隷を酷使し 神の使徒を自認する 居丈高で慢心した人々に屈した。 南方には 朽ち果てた英霊たちの遺骨が眠る。 清教徒の子孫ならば エゼキエルの預言を知っていよう。 かの12支族が甦る予言を。

四国は古来、皇室とゆかりが深い。 阿波忌部氏は、大嘗祭に用いる麁衣(あらたえ)を献上してきた。 即位後、最初の新嘗祭で天皇がお召しになる麻布のことだ。 三ツ木家は阿波忌部氏の末裔であり、神聖な麻畑が隣接する。 木の屋平村という、鬱蒼とした山上の一軒家だ。 地球の至宝の番人である。

弘法大師空海が構築した、 四国八十八霊場という結界。 室戸の洞窟で、彼の口に飛び込んだ 明けの明星が、星の秘密を伝えたのか。 かごめ唄が鶴亀山に現れる時、 エルの偉大なる光が、世界を駆け巡る。 四国は四方位の星座から成る。 阿波(人)・土佐(鷲)・伊予(獅子)・讃岐(牛)。

#かごめ唄 の仕掛け人が見えてきた。 長年の疑問が、やっと氷解しつつある。 誰も納得のゆく解答を提供してくれなかった。 遊びと歌が融合していなかった。 ならば自分で解く、と決めた。 ヒントは太古文明の共通言語だった。 歳差運動と十二星座だ。 宇宙即我の体験者、弘法大師空海だろう。

ピラミッド建設者が意図した相手は「未来の人類」ではなく、「未来の自分達」だ。 人は永遠の転生輪廻に従い、世界の各地で体験学習する。 古代の我々は、地球が特定の期間、光の時代に突入し、夜明けを迎えるのを知っていた。 それは激動の二千年間となる。 スフィンクスの形と方向がその象徴だ。

 

誰でも知ってる「かごめ唄」。 あの歌詞と遊びは密接に関連する。 繋いだ輪は黄道十二宮。 周期は二万六千年。 籠は櫃(箱・船)、鳥は十理(十戒)。 鶴と亀は、釣る(魚座)と瓶(水瓶座)。 現在はその変遷期(滑る)。 後ろの正面は獅子座。 歳差運動を基にした、スフィンクスの星時計だ。
 

 

 

あのわらべ歌が黄道十二宮の春分点を追跡し、現在只今を示していると誰が想像しえただろう。 作者が弘法大師空海なのは間違いない。 星の言語は、太古より世界中の神話に登場する。 それを忘れたのは現代人だけかもしれない。 春分点が魚座(つる)から水瓶座(かめ)へと移りつつあるのが現在だ。( 引用終了)

ユダヤ民族の悲劇

中学生の頃 シェックスピア戯曲の「ベニスの商人」を読んだことがあります。

世界の財閥の営利追及の在り方を 見た時 この戯曲を思いだしました。

http://e-freetext.net/venice.html にダウンロード用テキストが紹介されていました。

「昔、シャイロックというユダヤ人がヴェニスに住んでいた。

シャイロックは高利貸しであり、キリスト教徒の商人に高い利子を付けて金を貸すことで大金持ちになったのだった。シャイロックは冷酷な心の持ち主であり、貸したお金の返済をとても厳しく要求してきたために、すべての善良な人たちに嫌われていた。

その中でも特にアントニオというヴェニスの若い商人がシャイロックを憎んでいて、シャイロックもまたアントニオを憎んでいた。

というのは、アントニオは困っている人によくお金を貸していて、そのお金に決して利息をつけなかったからである。

このことから、このどん欲なユダヤ人と寛大なる商人アントニオは互いに激しい敵意を抱いていた。

アントニオはリアルトー(すなわち取引所)でシャイロックに会うと、いつもシャイロックが高利で金を貸して厳しく取り立てることを非難していた。」と在ります。(引用終了)

 

今改めて読むと シャイロックの無念な持ちが良く分ってしまいます。

キリスト教徒はユダヤ教徒の子孫でした。出エジプトを果たし 約束の地に住み始めると ローマ帝国の支配と弾圧に脅かされることになります。

 ローマ帝国はキリスト教徒にとっても、ユダヤ教徒にとっても共通の敵でした。

しかし、ローマはキリスト教を民の統治の道具とするため、国教会に定めます。

そして長い中世、キリスト教と政治の癒着が続きました。

その間ユダヤ人はユダヤ人強制居住区域. ゲットーに隔離されました。

ゲットーが形成されたのは、文化的、宗教的に少数派であるユダヤ人が中世ヨーロッパにおいて異質なものとしてみなされたためです。

結果としてユダヤ人は多くの都市で厳しい規則のもとに置かれました。

本来は共通の敵だったローマに 取り込まれた同族のもの つまりは親族に裏切られた悔しさを感じます。

 もしあなたがユダヤ人だったとして 厳しい規則のある ユダヤ人強制居住区域・ ゲットーに隔離され、憎しみと蔑みに晒され ただただお金だけを 誇りにせざるを得なかったとすれば・・・?

 シャイロックはキリスト教徒と結婚した 自分の娘さえ許すことができないともあります。しかも高利貸しと侮られ非難されたとしても 相手がシャイロックの噂を知りながら 借りることを求めているにすぎません。そんな相手から借りる者こそ愚かです。

 シャイロックは怒りをそして憎しみを バネにして 人々を虐げてしまったのです。「目には目を、歯には歯を」の教えを生きているにすぎません。

悪名高きロスチャイルドの話を聞くと 和多志はこのベニスの商人を連想します。

しかも世界は銀行制度を認め、簡単に印刷できる紙を お金と認め より快適に、より便利に、より多くの富を・・・と求め続けてしまいました。

 仮に日本が紙幣を導入しないで 金貨その他のコインを通貨で通していたとしたら 紙幣のように大量に通貨を得ることは不可能です。

 インフレを簡単に引き起こすことも困難であり 消費量を増やすことも簡単にはできません。

 消費は美徳と叫ばれ、マスコミを活用した コマーシャル産業の餌食になり、大量消費の大きなつけが示されています。

政治は企業に支配され、企業は銀行に支配され、銀行は一握りの大財閥に支配されるというピラミット構造を 受け入れてしまいました。

 

 愛を失った相手に、支配欲に取りつかれた相手に「人道的に!」も何もあったものではありません。相手を告発しても真実に変えることは困難です。

 では今和多志たちに何ができるのでしょうか?

この構造を容認してしまった 自分たちの在り方を振り返ってみる必要があります。

和多志たちは愛よりも富を優先してきました。その流れに無自覚に乗ってきました。

 

これまで世界には 石油を求めて多くの争いがありました。

原子力エネルギーさえ富のために導入されました。エネルギーを求めての争いが続いてきました。まず一つの可能性はエネルギー改革。

フリーエネルギーの利用 太陽光、水力、風力、そして磁の活用、ヘンプカーまで検討されています。

二つ目は和多志たちがしっかりした死生観を持つこと。

三つ目は 団結して声を上げること・祭や地域コミュニティの回復。

四つめは 教育を権力者の手に握らせないということです。

しかし何よりも優先する必要があることは 戦争回避です。

これは 戦争を起こして得をするものを除けば 誰もが望んでいることです。

それでも正当防衛的な 武力の行使力は 備えておく必要があるのかもしれません。

教育も、医療も、食も、エネルギーも 財閥が支配しきっています。

ウーマンリブの運動さえ 子どもの教育を「財閥が管理支配できる公教育」任せにさせるもくろみのもとに推進されたということです。

 

神はすべての場所にいることができないために、母親を創造された。(ユダヤの格言 )

自己実現を「愛に生きる」ことと捉え直せれば、即ち「ありのままの自分を受け止め愛し、本来の自分を表現しながら生きる」ことと捉えれば 富への渇きから 少しづつ解放されてゆくのではないでしょうか?

 

聖書は更に語ります。

「園の中央にある善悪を知る木から取って食べてはならない。食べると死ぬから」

取って食べたアダムとイブは 神を失い、楽園を追放されます。

この神話は「善悪の区分をすることは自己を神化することであり、絶対的な善悪は 存在しない」ということを語っているのではないでしょうか。

 

そのの中央の木の実とはリンゴだと通説には言われています。

しかしダンワールドでは「マゴガーデンで葡萄の実を食べた故 人間の堕落が始まった」と教えます。

和多志はこのアニメを観た時 楽園追放をイメージせずにはおれませんでした。

 

機会があってナジルびとを調べました。

ウィキペディアには以下のように記されています。

ナジル人(ナジルびと)とは、聖書に登場する、自ら志願して、あるいは神の任命を受けることによって、特別な誓約を神に捧げた者のことである。実名で知られている者としてはサムソンが挙げられるが、他にも大勢のナジル人が存在したことを聖書は示している。また、サムエルもナジル人であったとする意見もある。

ヘブライ語のナジールは、「聖別された者」を意味する。この同じ語は、ヨセフが祝福されたことに関連しても用いられている。

ナジル人の誓約

「民数記」6章にその規定が存在する。

ありとあらゆる葡萄の木の産物を口にすることを禁止される。葡萄酒、葡萄酢(ワイン・ビネガー)、生のまま、干したもの(レーズン)、まだ熟していないもの、皮、が列挙されている。

髪を切ってはいけない。

死者に近づいてはいけない。たとえそれが自分の父母であっても例外は存在しない。

旧約聖書に従えば 葡萄及びその加工品を口にすれば 神の祭司としての資格を失うことになります。

「禁断の木の実は葡萄」だといえそうです。

 

しかし クリスチャンはキリストの血と肉に預かるシンボルとしてパンと葡萄酒を使います。(ミサも聖餐も)

ミサや聖餐式は過ぎ越しの食事の象徴だともいわれます。

災いを過ぎ越し 奴隷から導き出された 神の民の感謝の儀式です。

「パン」は出エジプトの時に朝ごとに与えられた「マナ」を象徴し「葡萄酒」は 出エジプトの時 神のもたらす災いを通り過ぎさせるために 門に塗った「子羊の血」の象徴といえます。またイエスは神の子羊とも言われます。

ミサも聖餐も信者以外は預かることができません。

神の民として聖別されるはずの儀式が ナジルびととしての誓約を破棄する儀式となっていることになります。

礼拝の中心にあるこの典礼式の矛盾を どのように受け止めればよいのでしょう?

 

一方近代科学から見れば 禁断の木の実はやはりリンゴだといえそうです。

リンゴを縦に割ってその切り口を観ると トーラスが!!!

横に割ると五芒星が!!!

 

 

五芒星・六芒星】

ダビデの星としての六芒星は みなさんよくご存じのことと思います。

六芒星は上向きの正三角形と下向きの正三角形、二つの三角を組み合わせた形です。
日本では籠目紋ともいい、伊勢神宮の石灯籠にも刻印されています。

多角形としての最初の図形である三角形は、強いエネルギー集積・放出パワーを持っています。ピラミッドやダイヤモンドの結晶なども、三角形を基礎とした形をしていますね。

あらゆる物質の基本物質は原子です。
原子は+(プラス)の電荷を持つ原子核と-(マイナス)の電荷を持つ電子によって構成されます。
さらに原子核は、陽子・中性子などの核子によって構成され、その核子はさらに3種類のクォークから成っています。




現在、6種類のクォークが発見されておりますが、クォークは3種類一組で、「グルーオン」と呼ばれる強い力によって結束しています。
この「グルーオン」は正三角形を作ってクォーク同士を結びつけているのです。

つまり、あらゆる物質は三角形により構成されていると言えるのです。

上むきと下向きの二つの三角形を組み合して作られる六芒星は 対極エネルギが組み合わされ、統合され、止揚されるエネルギーを象徴します。


マカバも六芒星です。

マカバは、人体を包むエネルギーフィールド・アストラル体の断面図であり、
和多志たちの魂の乗り物だと言われてい ます。

一方「大」の字に見える五芒星はエーテル体のの流れを示しているともいわれます。 

http://www.takano-advance.com/HP/etc/index.htmlによると六芒星は物質、五芒星は精神を意味します。平安時代、不思議なパワーを持っていた陰陽師もトレードマークとして使用していた「五芒星」・・・



五芒星は、陰陽道では魔除けの呪符として伝えられています。



日本の平安時代の陰陽師、安倍晴明は五行の象徴として、五芒星の紋を用いていました。。

 

陰陽五行説は木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相生・相克を表したものであり、五芒星はあらゆる魔除けの呪符として重宝されてきました。

五芒星の「芒」とは「稲の先端の事。転じて針先、光の先端」と辞書にあります。

 

五芒星の象徴的理解を深めるために、いくつかの話を羅列してみます。

・六芒星が天空=「大宇宙」を意味するのに対し、五芒星は「人間」という「小宇宙」を意味する。

・自然界において人間の身体の構造や手足の指も含めて“5”という数字、五芒星、五角形は生命体を象徴し、古代から五芒星は「動きと力と知恵のシンボル」と言われている。

・五角形は日本の密教、修験道や西洋魔術においても共通で、魔を祓ったり、場を浄化したり,パワーを発揮するときに使用されてきた。

・五芒星は数学者ピタゴラスのシンボルマークです。紀元前5世紀頃の彼の地の象形と一致する文様です。

あるいは、アメリカ国防総省ペンタゴンの建物も見事な五芒星を描いています。

ウィキペディアには

「歴史的に確認されているもっとも古い五芒星の用法は、紀元前3000年頃のメソポタミアの書物である。シュメール人はこれをUB(ウブ)と呼んだ。さらに下向き五芒星を「角・小さな空間・穴」などの意味を表す絵文字とする。エジプトでは子宮を表させていたことから性的意味合いがあるとも言われている。バビロニアでは、図形の各側面に前後左右と上の各方向を割り当て、それぞれ木星・水星・火星・土星、そして上に地母神イシュタルの現れとされた金星を対応させた。五芒星に五惑星を対応させる考え方は、後のヨーロッパにも見受けられる。

また、火・水・風・土の四大元素に霊を加えた5つのエレメント」にもそれぞれの頂点が対応させられ、それは現在でも魔法などのシンボリズムに使われている。」と記されています。

 

ローマカソリックで異端と見做されたグノーシスでは シンボルが有効活用されてきました。その復元がカモワンタロットに認められます。

【カモワンタロット】

 タロットカードの一枚一枚は「アルカナ」(秘伝という意味)と呼ばれています。

タロットの歴史は 古代エジプトにまで遡ります。

ピタゴラス密儀教団では自己解放や 人間完成のため グノーシス(神智)の知恵と密儀が散りばめらた象徴画を 弟子の啓発と教育のため使ってきました。

しかし、それはなにぶん秘伝であるため、師から弟子へと口伝(アルカナ)によってだけ、読み解く鍵が与えられました。

ところが、キリスト教会の歴史の中では グノーシスを異端視する凄まじい弾圧がありました。

 キリスト教はローマ帝国の時代に生まれました。ネロの迫害で知られるようにキリスト教徒はローマから大迫害を受けました。

クリスチャンの間では反ローマ勢力が起こり、ローマ市民の知識人が信奉するギリシャ哲学を忌み嫌い グノーシスとして異端視し 激しく排斥したと考えられます。

 密儀の伝統が失われるのを恐れた人々は、これをカードの中に隠す事を思いついたのです。

公に発行された一見稚拙にも見えるカードの絵柄の中に深い智慧が潜んでいようとは誰が想像できたでしょう。

巧みな隠し場所でした。

 しかし、時代の変遷とともに、だんだんと口伝が失われ、カードだけが一人歩きするようになり、芸術家や魔術師によって独自にアレンジされたりして、いつの間にか絵柄に多大の変更が加えられ、その象徴体系はひどく歪められてしまったのでした。

 そこで、フランスのマルセイユで代々タロットカードの印刷・発行を生業としていた、フィリップ・カモワン氏はこれを復刻する事を思い立ちました。 

彼は、家伝の秘図や資料をもとに本来の形に最も近いものを完成させました。

それがこのカモワン版タロットカードです

カソリックが権威を振るった中世への反発から プロテスタント、ルネッサンス運動により ヨーロッパではキリスト教とギリシァ、ローマ文明の融合が起き 密教思想を秘めたタロットカードが甦りました。   

また ギリシャ哲学はシルクロードを経て アジアにも伝えられ密教思想そして韓国に古来伝えられる「天符経」解釈に多大な影響を与えたと考えられます。  

天符経

https://blog.goo.ne.jp/dahnyoga/e/83c4ddcc42d915f6087d81c4047422cb【天符経】より抜粋

韓国の丹学修練には天符経は、とっても重要になってくるのですが、天符経というのは、1万年くらい前に書かれたといわれている、81文字からなる経典で、北朝鮮と中国の国境にある白頭山というところに、原文が刻まれた石碑があるといわれています。天符経は、すべての源であるといわれ、衝突もせず、他を排除もせず、互いに調和し、包み抱え、すべてが再び帰っていく目的なのです。

<解釈>

すべてのものはひとつから始まるが、そのひとつは無いひとつである。

一つが分かれて三つになるがその尽きることがない根本はそのままだ。

三つの中で天が一番目に現れた一つであり、地が二番目で、人が三番目に出された一つである。

一つが集まり十(完成)になり、宇宙の基盤が整えられると全部で三つに分けられる。

空の星も、太陽も天の中のひとつであり、天に含まれるように、この世のすべてのものは、天に属するもの、地に属するもの、天と地の闇に属するもの、この3つに分けられるのだ。

天・地・人はそれぞれ別の三極のようで、実は天の中に地と人があり、地の中にもすべて含まれており、人の中にもすべてが含まれている。

六という数字の意味は目に見える現象の世界を示し、数の運を示している。

天符経の中に、成・運・動の文字があるが、すべてが動的な動きを意味している。

ここに、万物のエネルギーの法則が描かれている。

この六生七八九運を経て人も地もまた、新しい生命を誕生させ、進化していく。

万物の法則は、もとに還る。

九運のあと、空(くう)すなわち0(ゼロ)になる。ここまでが宇宙の生成のルールを示している。三四成環五七一とは、人体を中心にして語られている。

体には内丹田3つ(下丹田・中丹田・上丹田)があり、外丹田4つ(掌心・湧泉)がある。

この三四がすべて天地運と交流することができれば、五(土)・七(火)・一(水)が成り立つ。これはすなわち水昇火降である。

万物がこのような秩序の中で玄妙に行き来して、様々な模様を織り成すが、その本質においては変化がない。

本来の心は、太陽と同じように、ただひたすら輝き、光を願う。

この明るい心を取り戻すために、人は自然と調和し水昇火降が為されなければならない。

このとき、まさに宇宙と人が一体となる。

人の中に天と地がひとつになり、溶け込み、三つが一体を成す。

これが即ち、宇我一体、宇宙合体、神人合一の境地であり、まさに宇宙とひとつになった状態である、

始まりも終わりも無い、これがすべてのエネルギーの循環である。(引用終了)

*エネルギー感覚の項をご参照ください。

 

タロットの絵柄は謎めいた図像です。

一枚一枚の構図、象徴、色彩、数、視線などの中に 沢山の真理を隠しているからです。

アルカナを理解するためには 口伝を知り本来の「アルカナ」と基本原理を理解する必要があります。 

更にタロットは アルカナ(口伝、秘伝という意)であるとともに 心を映し出す鏡の働きをします。

タロットには象徴が多く使われているので 質問者の心が反映されやすいからです。

心理的な効果から言うと、カモワンタロットは占いというより 潜在意識の英知を汲み取る「タロットセラピー」と言ったほうが近いのかも知れません。

シンボル

内なる神性エネルギーと共鳴するシンボルに出会うと胸が広がる感じがし 慈悲が引き出されたり涙が溢れ、いろいろなメッセージを聞いたりします。
深層心理には言葉がありません。
深層心理との対話にはシンボルがとても有効です。
シンボルには元型も含まれますが 神話や民話、お伽話、儀式、仏像、芸術、法具なども含められます。
 
キリスト教での十字架はイエス・キリストの贖いのシンボルですが「神の義と愛の会えるところ」と歌われます。
縦棒は天地人を繋ぎ、横棒は人々、世界を繋ぎます。
それ故、縦のサーヴィスは礼拝、横のサーヴィスは奉仕を意味します。「神は愛なり。」「自分を愛するように汝の隣人を愛せよ」と勧められることとも一つです。

十字架にもマルタ十字、タオ十字、コプト十字、ロシァ十字、ギリシャ十字、ラテン十字、カンタベリー十字、聖ペトロ十字、聖アンデレ十字・・・・・・・さまざまな十字架があります。
また教会歴や、教会活動にもシンボリックな意味が込められています。キャンプファイヤー、キャンドルライトサーヴィス、レント、イースター、ペンテコステ、感謝祭、クリスマス、パンと葡萄酒、シンボルカラー、聖壇…etc.全て象徴的な意味があります。

イエスキリストは始めであり終わりである。アルファーでありオメガーであると言われます。

アルファー・オメガーに込められたシンボルをご覧ください。

 

 αを引っ張れば イクスース・魚 「イエス・キリスト・神の御子・ 救い主」のそれぞれの頭文字を並べたもの

エネルギーの渦は無限に繰り返す

渦の何処をとっても α・ω=始めであり終わりである

 始めもなければ 終わりもない

  渦の輪を2つ取って伸ばせば無限大?メビウスの輪?

クリスマスはイエス・キリストの誕生日 とされていますが、それは象徴解釈です。闇を打ち破る光の誕生の祭典です。
24日にはキリスト教会ではキャンドルライトサーヴィスをします。
神の啓示者イエス・キリストからひかりをいただいて 自ら世の光となり  ひかりを分かち合います。
(天符経では「ー析三極」です 。映画では「ペイフォワード」 、絵本では「ともしび」)
しかもひかりの祭典は古今東西 祝われ続けた儀式です。
ひかりの到来は人類に共通の普遍的無意識の願いの現れと考えられ それはキャンドルライトが示すように 奉仕と分かち合いによって実現します。
愛は分かち合うほどに増える!!
クリスマスにそんな人類共通の祈りを観ずにはおれません。