つるつると喉越しのいいふのりそば

今年の8月にも八海山そばでご紹介しましたが、南魚沼をはじめ小千谷、十日町、津南町など魚沼地方のそばはふのりという海草がつなぎに使われています。昔から織物に使われていた身近にあったふのりをそばを打つ時に使ったわけですが、誰がはじめてしたかは不明のようです。江戸の終わりにはすでにふのりそばは食べられていたとか。
このそば、ふのりが入るため独特のコシが生まれ喉越しがよいものになります。そのそばをへぎという器に手ぐってきれいに食べやすく並べたのがへぎそばです。

へぎそば
銅鍋で煮たふのりは鮮やかなみどりになるため、みどりかかった色をしています。

へぎ
これがへぎです。2人前、4人前などさまざまな大きさがあります。お祭りや人が集まる時などよくお膳にあがります。

アサツキ
おそば屋さんにいくとテーブルの上においてある薬味のあさつきです。これはすごくりっぱなもの。薄皮をむいてかじります。

石臼
石臼でそばを挽くと熱がでないのでそば本来の香りがするそば粉になるそうです。

ふのりそばを食べ慣れた魚沼人にとって年越しはやはりふのりそば。ということで南魚沼のおそば屋さんの多くは地方発送も行っています。機会があればぜひどうぞ。

南魚沼市観光協会のHPにもグルメ情報が紹介されています。