さ~て、先日(11月5日)の産経抄を読んでいましたら、『レモン市場』と言う表現に出会いました。
その文章から、意味は取れたのですが・・・さらに調べて見る事にしました。
以下、野村証券の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
分類:経済
商品の売り手と買い手に情報格差が存在するため、安くて品質の悪い商品(レモン)ばかりが流通し、高くて品質の良い商品(ピーチ)が出回りにくく成る現象の事。
レモンは皮が厚くて外見から中身の見分けがつかない事から、主に米国で低品質の中古車の俗語として使われている。
売り手は、買い手が商品の本質を知らないため、自分の売りたい商品が不良品でも良質な商品として売ろうとするが・・・買い手はそれが低品質の商品だと分かると次第に評価をしなく成り、さらに買い取り価格を下げるため、益々、不良品が多く出回る市場に成って仕舞う。
米国の理論経済学者ジョージ・アカロフが1970年に論文で情報の非対称の例として用いた。
と言う事でした。以前、触れた事がある『レモンの原理』と通底(同様?)なのモノの様ですね。
ところで、先日、ある文章を読んでいましたら『爬羅剔抉(はらてきけつ・はらてっけつ)』と言う不気味そうな言葉に出会う機会がありました。
その文章に寄りますと、隠れた人材を遍く探し当てて用いる事。また、人の秘密や欠点をあばきだすこと。秘密や欠点をえぐり出す意、なのだそうです。
成程でした。いつか使って見ましょうかね?・・・(笑)。
では、本日の小職の予定です。
今日は、多くの時間、山積している書類と格闘します。
そして、最後に。
初冬に見掛ける事もある『木守柿(きもりかき)』・・・今日の主題、『レモン』&『ピーチ』で果物繋がり???
日本の里の風景のひとつだと思いませんか?
そこで、少し『木守柿』・・・どの様な思いが込められているにか?調べて見ました。
以下、『西条柿』の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
(前略)
柿の木の上にポツンと実がひとつ
柿のシーズンが終わりに近付くと、柿の木にひとつ、または数個だけ残された柿を見掛けます。
皆さんはその様な光景を見た事がありますか?
木守り柿とは
木守り柿は、収穫後の木の上に、柿の実をひとつ、もしくは数個、残しておく事を言います。
この残った柿を、「木守り柿」と呼びます。
「きもり」や「きまもり」、「こもり」などと読みます。
木守りは、柿以外でもミカンやその他の果物でも行われる事があります。
何故、「木守り」を行うのか?

木守りには、2つの想いが込められていると言われています。
その1 柿の木への感謝
ひとつは、柿の木へ感謝と願いを届ける事です。
その年、沢山の実りを贈ってくれた事への感謝の気持ちと、来年も沢山の実りを頂ける様にと言う想いが込められています。
その2 生き物への贈り物
もうひとつは、生き物への贈り物です。
柿の上に残された柿は、鳥やその他の動物たちが食べます。
これから寒い冬を乗りきる生き物に取っては貴重な食料です。
自然からの恵みを独り占めせず、分かち合おうと言う先人達の想いが込められています。
(以下、略)
と言う事でした。日本人らしい心遣いですよね。