さ~て、1カ月程前(4月4日配信)、讀賣新聞を読んでいましたら、興味深い建屋に出会う機会がありました。

 

以下、同記事を転載させて頂きます。

 

尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。

 

井政(東京都千代田区)…木と技が造る静謐(せいひつ)。​

 樹齢1500年の屋久杉を用いた天井に、繊細なデザインと機能性を両立させた木の建具――。

 

その家には、銘木や職人たちの卓越した伝統技術がちりばめられ、見事な調和を見せている。

 

かつて材木商の店舗兼住宅だった木造2階建て「 まさ (神田の家)」は、江戸総鎮守の神社「神田明神」のそばで穏やかに時を刻んでいる。

 

カフェにも使われている1階の土間。屋号「井政」の看板が目を引く
カフェにも使われている1階の土間。屋号「井政」の看板が目を引く

 

 神田鎌倉町(現在の千代田区内神田)で江戸時代から材木商を営んで来た遠藤家が、関東大震災後の昭和2年(1927年)に建てた。「井政」は屋号で、代々「井筒屋政蔵」を襲名したことが由縁と言う。

 

高度経済成長期、街の開発に伴って東京都府中市に建物の3分の1を移築。

 

平成20年(2008年)、千代田区有形文化財に指定されたのを機に戻る事に成り、外神田の地に移築された。

透かし欄間や舟底天井があしらわれた茶室
透かし欄間や舟底天井があしらわれた茶室

 現在はNPO法人が管理して居り、商談の場だった1階の土間は「和の心を感じて欲しい」との思いから、カフェとして活用している。

 

遠藤家所蔵の美術品が季節に合わせて飾られ、商売繁盛を願う神棚や材木商の看板、屋久杉の一枚板を用いた物入れなどから、江戸っ子の商いの様子が忍ばれる。

 

 内部は非公開だが、年2回のイベント時などに見学出来る。

 

どの部屋にも細部に工夫がこらされ、宝物探しの様なひと時が過ごせる。

 

例えば1階の茶室にある棚の引き手には扇子の金物が使われ、さりげないお洒落が粋だ。

外観は都心にあるとは思えないような、静かなたたずまいだ
外観は都心にあるとは思えないような、静かなたたずまいだ
土間を案内する小林室長
土間を案内する小林室長

 

 遠藤家は神田明神に祀られた平将門と所縁があり、長く大手町の「将門塚」を守って来た。

 

17代目当主で将門塚保存会会長の平野徳子さんが育ったのもこの家。

 

神田明神の隣に移築出来たのは幸運もあったそうで、井政の小林加苗室長は「家がこの場所を選んだのかも」と微笑む。

 

 日本の伝統を感じつつ、不思議な縁に思いをはせる。

 

せわしない現代だからこそ、そんな静ひつな時間が必要かも知れない。(文・西田真奈美、写真・青木久雄)

 

 

住所  東京都千代田区外神田2の16 宮本公園内

アクセス  JR御茶ノ水駅、地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅から徒歩5分

メモ  1階のカフェは不定休で、月曜は定休。営業時間は午前11時~午後4時

問い合わせ  03・3255・3565

 

と言う事でした。機会があれば伺いたいですね。

 

ところで、先日、ある文章を読んでいましたら、『蛇に足無し魚に耳無し』と言う表現に出会いました。

 

その文章から、意味は取れたのですが・・・はじめての出会いでした。

 

皆さんは、この言葉、使った事はありますか?

 

因みに、意味は『蛇に足は無い、魚に耳は無い。当たり前だと言う事』です。

 

尚、意味は、ことわざ・慣用句の百科事典から拝借です。

 

では、本日の小職の予定です。

 

今日は、先ず、ある会合に出席、その会合が終わり次第、西多摩地域の歴史散策に行って参ります。