さ~て、先日、ある資料を読んでいましたら『グリーフケア』と言うモノに出会いました。
その資料から、概要は理解出来たのですが・・・さらに、少し調べて見ました。
以下、
の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
悲しみへの準備はできません
人は病気や悲しみについてなど自分の世界観が変わるほどの変化や不都合な事への対応は後手後手となりがちです。
これは仕方が無い事であると思います。
自分が重病に・不治の病に陥った時の事を想像は出来ますが・・・それが日常と成って仕舞った時の事までは想像が及ば無いと思います。
当然、心の準備は無いに等しいです。
天災の様な場合以外には、同境遇の仲間は見付けにくいです。
大抵は、自力で乗り越える事に成りますので、容易ではありません。
心理的、社会的に遺族が孤立しない様に支援体制が求められるところです。
悲しみへのケアがあると、早期に自分の混乱とその整理、亡くなった方の生きた意味・自分の生きる意味、人生の意義などに気付く事が出来て、前向きに人生を捉え直す切っ掛けと成るでしょう。
グリーフGrief とグリーフケアGrief care
喪失と立ち直りの思いとの間で揺れる時
死別を経験しますと、知らず知らずに亡く成った人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気付きます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。
また、一方では死別と言う現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。
この共存する二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態と成ります。
同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。
グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問い掛けをも行っています。
この様な状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助する事を「グリーフケア」と言います。
人生における危機を、回復をもたらす力(レジリアンス)となる転機に
大切な人を亡くした時の悲しみが、深く複雑なものとなりやすい現代に生きる私達です。それは悲しみに寄り添う人の存在感が薄れたためです。
実際、死別経験者は、感情に蓋をして仕舞い十分に悲しむ事が出来ずに、長年に渡る未処理感を燻(くすぶ)る人と、また一方では、予想を超える様な感情のゆさぶりに苦しむ人々がいます。今後は後者の様な方が増えて行くかも知れません。
この苦痛の期間とは、正に“人生危機”の時期にあたりますが・・・キチンと対処がなされれば、発想や生き方までも変えうる様な個人のパラダイムシフトへと繋ぐエネルギーを秘めてもいる大切な時でもあるのです。
死別を経験しグリーフに陥り、突然不慣れな環境に押し込まれた時に、じっくりと繰り言を傾聴してくれる人、さりげなく寄りそうサポート・ケアは大変心強いものです。
サポートにより自ら進むべき道を確認する切っ掛けに成ります。これらの援助を「グリーフケア」と言います。
人生の節目において、「苦境はチャンスだった」と後々思える様にお力添えが出来るケアを目指したいと考えて居ります。
グリーフの反応
人間は「生老病死」という宿命から免れる事が出来無い以上、いずれは「愛別離苦」と言う愛する人の死に遭遇します。
配偶者、子供、両親、兄弟姉妹など、生きる時間を共有してきた大事な人を失うと、深い、どうしようもない悲しみに包まれます。
深い悲しみがストレッサーとなり、様々な不調をもたらします。
心(精神)的な反応
長期にわたる、「思慕」の情を核に、感情の麻痺、怒り、恐怖に似た不安を感じる、孤独、寂しさ、やるせなさ、罪悪感、自責感、無力感などが症状として表れます。
身体的な反応
睡眠障害、食欲障害、体力の低下、健康感の低下、疲労感、頭痛、肩こり、めまい、動悸、胃腸不調、便秘、下痢、血圧の上昇、白髪の急増を感じる、自律神経失調症、体重減少、免疫機能低下などの身体の違和感、疲労感や不調を覚える。
日常生活や行動の変化
ぼんやりする、涙があふれてくる、多くの「何故」「どうしよう」の答えを求められ、死別を切っ掛けとした反応性の「うつ」により引きこもる、落ち着きが無く成る、より動き回って仕事をしようとする、故人の所有物、ゆかりのものは一時回避したい思いにとらわれますが・・・時が経つにつれ、いとおしむ様に成るなど
以上の様な症状は、混在して、それも時をかまわずして起こります。
さらに困った事には、切っ掛けさえあれば、何年か後に再発する事もあるのです。
恐らく、グリーフと言う根の深い事柄だからこそなのでしょう。
悲嘆にまつわる主たる日本人の反応
グリーフ(悲嘆)のプロセスとは、喪失と立ち直りの思いそれぞれとを天秤に乗せた心の動きをします。
一日の中でも上下し、さらに回復に従い週・月単位などで変化させつつ進んで行くと考えるのが適切です。
回復に従って動きが鎮静化に向かって行きます。
また、文化・社会宗教的、時代によって異なる事を考慮してはじめてぴったりした悲嘆の反応が理解出来ます。
これまで段階的、位相的な経過を辿るとされて来ましたが・・・ショック期の後をいくつかの段階に分ける事や位相の様に重なると言うよりも、より悲嘆にくれる人を納得させるでしょう。
筆者の研究によると日本人に特徴的な死別の主たるものは、
(1) 亡くなった人を思い起こし・愛しい・恋しい思いに占有される「思慕と空虚」
(2) 人と違って仕舞った様な気後れ感覚に代表される「疎外感」
(3) 何もやる気がしないうつにそっくりな「うつ的不調」
そして、(4) 自分を奮い立たせ様とする「適応・対処の努力」などの代表的な反応が見られます。
4つは、喪失と立ち直りの思いに分かれて天秤に乗ります。
(以下、略)
と言う事でした。難しい問題が包括される事の様ですね。ん~。
ところで、先日、ある文章を読んでいましたら『三拍子揃う』との表現に出会いました。
何度も聞いた言葉ですが・・・三拍子って、何?と思った次第です。
皆さんは、御存知ですか?
以下、精選版 日本国語大辞典に掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ、または笛)、三種の楽器で拍子を取る事。また、その拍子、と言う事でした。
成程でした。
では、本日の小職の予定です。
先ず、教育事案に伍します。
その後、多くの時間、山積している書類と格闘します。
尚、朝夕は、社会福祉法人に参ります。