さ~て、先日、ある資料を読んでいましたら、産業用大麻『ヘンプ』。
なかなか、有用なモノの様です。
そこで、さらに、調べて見ました。
以下、『NATIONAL GEOGRAPHIC(2022年(令和4年))9月14日配信)』の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、訳文は、山内百合子・女史の手に成るモノです。
そして、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
産業用「大麻」が地球を助ける、5つの驚くべき利用法
花はビールの原料に、種子はタンパク源に、医療用以外にも用途が拡大中
米コロラド州のCBDオイル・ヘンプ・マリファナ農場で栽培されている大麻草。(PHOTOGRAPH BY JEREMY POLAND, GETTY IMAGES)
産業用大麻「ヘンプ」は、既に医学の分野では高い利用価値が認められている。
ヘンプは植物としては「マリファナ」と同じ大麻(Cannabis sativa)と言う種だが・・・幻覚作用や依存性を持つ成分をほぼ含まず、米国ではその成分の含有率により両者ははっきりと区別されている。
一方で、ヘンプには「カンナビジオール」(CBD)と言う成分が含まれる。
CBDは脳の神経系の働きを調整し、不安や不眠症、炎症の治療に使われる事も多い。
研究では、てんかん、慢性痛、依存症の軽減にも役立つ事が示されている。
しかし近年、ヘンプの用途は医学の領域を超えて広がり、レーシングカーの製造、より持続可能なビールの醸造、食品のタンパク質の強化などにも使われ始めている。
ここでは産業用大麻の驚くべき利用法を5つ紹介しよう。
1. 抗菌作用
CBDは特定の種類の細菌(バクテリア)を極めて効率的に殺菌出来る事が、オーストラリアの研究者によって発見され、2021年(令和3年)1月に学術誌「Communications Biology」に発表された。
大麻の有効成分が、新たな抗生物質の候補に成ったのだ。
CBDは喘息(ぜんそく)や痛みに対しては、既に使われている。(参考記事:「米国〈医療マリファナ〉本当の話」)
2. 自動車の軽量化
ヘンプの繊維は丈夫で軽く、弾力性があり、微生物によって分解される(生分解性)ため、プラスチックの優れた代替素材になる。
電気自動車(EV)の内装や車体の複合材料に使われる例も増えている。
EVのバッテリーは数百キログラムもあり、これが車体重量を増し、エネルギー効率を低下させる事から、車体を軽量化する必要があるためだ。
2019年(平成31年・令和元年)にはポルシェ社が、車体にヘンプの繊維から出来た部品を使ったレーシングカーを作った。
収穫したヘンプから取れる油もバイオディーゼル燃料の原料に成る。
3. 綿より高効率な繊維植物
ヘンプは気候変動に強い。
水の使用量に対する生産性は綿の5.2倍である事を、ドイツ、ライプニッツ農業工学・生物経済研究所の研究者らが発見し、2020年(令和2年)10月に学術誌「Water」に発表した。
また、米レンセラー工科大学の研究者らが2020年(令和2年)5月に学術誌「Journal of Cleaner Production」に発表した論文によると、同じ面積あたりの繊維の生産量は綿の3倍にも成る。
その上、二酸化炭素の排出量は生産工程全体で見れば変わらない。
4. より持続可能なビールの原料
スイス、チューリッヒ応用科学大学の研究者らは、ビールの原料に使われるホップの4分の3をヘンプの花で代用したラガービールを作り出した。
正体を隠したブラインド・テイスティングでは100%ホップを使用したビールと区別がつかなかった。
研究者らは、従来のビールよりはるかに持続可能性が高いと説明する。
スイスでは、ヘンプの花は工業生産の過程で生じる廃棄物と考えられているからだ。
しかし、ヘンプは丈夫な植物で、農薬や肥料をほとんど必要とせず、気候変動の影響により世界中で生じている暑さや不安定な気候をものともしない。
味の面でも、ヘンプを使ったビールには何の欠点もない事がブラインド・テイスティングで示された。
5. タンパク源
ヘンプの種子は牛肉と同じくらいタンパク質が豊富で、良質なアミノ酸、食物繊維、オメガ3脂肪酸も多く含まれる。
一切の動物性食品をとらない完全菜食主義者(ビーガン)に取っては、貴重な代替食品と成る。
科学者らは、ヘンプを原料とする麺類、豆腐、様々な代用肉を開発している。
(以下、略)
と言う事です。なかなか、有用なモノの様ですよね。
ところで、先日、またまた、ある資料を読んでいましたら『シェラカップ』と言うモノに出会いました。
ん~?、と言う事で、少し調べて見ました。
以下、『mybest』の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
(前略)
食器としても調理器具としても使える定番キャンプギアのひとつ、シェラカップ。
軽量かつコンパクトで持ち運びやすいため、荷物を少なくしたい登山などでも人気のアイテムです。
しかし、いざ購入しようと思っても容量や素材の異なるものが多く、どれを選べばよいか迷って仕舞いますよね。
(中略)
シェラカップとは?キャンプでの使い方は?
シェラカップとは、金属製のカップに持ち手がついた容器の事。
食器や飲み物用のコップとして使える他、直火に掛けられるものなら調理にも使えます。
内側に目盛りがついているものなら軽量カップとしても使えるなど、用途が幅広いのが魅力です。
シェラカップを使うメリットは、食器と調理器具を兼用出来る事。
頑丈でありながら軽量なため、とくにアウトドアで料理をする場合は、荷物の量を減らすのに役立ちます。
調理器具としても汎用性が高く、煮る・炊く・蒸す・炒めるなど、ちょっとした工夫で多くの料理を調理可能です。
キャンプではお湯を沸かしてそのままティーカップ代わりにしたり、料理を作ったあと器を移さず食卓に並べたり出来て便利。
荷物や洗い物を出来るだけ減らしたい、アウトドアシーンにぴったりです。
まだ持っていない人は、以下の選び方を参考に購入を検討してみてはどうでしょうか。
(中略)
(以下、略)
と言う事でした。なかなかの優れモノの様ですね。
では、本日の小職の予定です。
今日は、早めに出張から戻り、山積している書類と格闘します。