さ~て、遥か彼方に行って仕舞った『プランク定数』。
その『プランク定数』に、先日、久し振りに出会いました。
そこで、今日は、小職の復習も込めて『プランク定数』の話題です。
以下、公益社団法人日本天文学会の天文学辞典に掲載されていた文章を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度、小職が書き換えています。
プランク定数は、量子力学の基本定数のひとつで、記号 で表され
J s(ジュール・秒)です。
量子力学の創始者のひとりであるドイツの物理学者マックス・プランク(M. Planck)に因んでその名が付けられました。
最初は光子のエネルギー と振動数
の間の比例関係
の比例定数として導入されました。
光の振動数と波長の関係からこの式は、(
は光速度)とも表されます。
後にフランスのド・ブローイ(L. de Broglie)が、光子に限らず、全ての素粒子は粒子性と波動性の両者を併せ持つとして、運動量 を持つ粒子は波長
の波の様に振る舞う事を示しました。
この波長をド・ブローイ波長と言います。
プランク定数を で割った値
は換算プランク定数と呼ばれます。
2019年(令和元年)5月20日より施行された新しい定義に基づく国際単位系(SI)では、プランク定数はその基礎となる4つの定義定数の1つとして
J s (=kg m2 s-1)
と定義されました。
他の3つは、
電気素量 C (=A s)
ボルツマン定数 J K-1 (=kg m2 s-2 K-1)
アボガドロ定数 mol-1
である。
因みに、真空中の光速度は以下です。
m s-1
ここでそれそれの単位記号は、J(ジュール)、s(秒)、kg(キログラム)、m(メートル)、C(クーロン)、K(ケルビン)、A(アンペア)、mol(モル)です。
これら定義定数の「定義値」は今後変わる事が無いものの、それは決してそれらの物理定数を今後より高い精度で測定する努力を否定するものではありません。
と言う事です。ん~、懐かしかったです。
では、本日の小職の予定です。
今日は、多くの時間、収益法人事案(NPO法人事案を含む)に伍します。
尚、朝夕は、社会福祉法人に参ります。