さ~て、先日、ある資料を読んでいましたら『アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)』と言う言葉に出会いました。
その資料からある程度の意味は理解出来たのですが・・・さらに調べて見ました。
以下、株式会社クオリアの公式ホームページの一部を転載させて頂きます。
尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、自分自身が気付いていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りを言います。
考える以前に瞬時にかつ無意識に起こる知的連想プロセスのひとつであり「高速思考」ともいえます。
大量の情報から素早くパターンを見付け出しギャップを埋め、仮説を下に素早く行動を起こす事をサポートする上で、重要な役割を持っています。
誰もが何らかのアンコンシャス・バイアスを持って居り、それ自体が直ちに関係性に悪影響を与える訳ではありません。
問題は、その様な無意識の関連付けが相手に影響を与えネガティブに作用する事にあります。
アンコンシャス・バイアスは何気無い日々の行動や言動と成って現れます。
女性や若い人に対して見下した様な態度や軽く扱う様な言葉を投げ掛けたり、マイノリティを無視する様な心無い発言をしたり、相手の発言に対し、眉をひそめる、腕組みをする。
パソコンに目を向けながら話を聞く多態度を取る。
この様な小さなしぐさ、言動をマイクロメッセージ(小さなメッセージ)やマイクロインイクイティ(小さな不公平)と言います。
それ自体が直ちに大きな問題とはならなくても、小さな棘と成って相手に刺さり、心を傷つけたり違和感や疎外感を感じさせるのです。
小さな事だからと放置しておくと、職場の人間関係を悪化させたりパフォーマンスにも影響を与えます。
アンコンシャス・バイアスが及ぼす影響
- <個人への影響>
- 日常の些細な言動、行動となって表れ、相手の意識に作用することで職場の人間関係やパフォーマンスを悪化させる
- <組織への影響>
- 採用、評価、昇進、育成などのタレントマネジメントや、リーダーの意思決定や行動選択に影響を与え、ビジネス上の問題を引き起こす恐れがある
バイアスの典型的パターン
多様性の受容とアンコンシャス・バイアス
多様な価値観やライフスタイル、属性の人が働く職場では、アンコンシャス・バイアスは特に重要なテーマと成ります。
少数派(マイノリティ)の社員は、自ら声を出しにくく、また大切に扱われていないと言うメッセージを受け取る事が多くあります。
学歴や年齢、性別、役職など力を持つ側が、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)にアンテナを立て、意識的に多様な人に向き合う事で、尊重され受容されている、と感じる事が出来るのです。
組織内でアンコンシャス・バイアスに意識を向ける事は、職場の心理的安全性 を高め、組織と個人のパフォーマンスの向上に役立ちます。
アンコンシャス・バイアストレーニングをしっかり行うと、働く人は安心して力を発揮する雰囲気が醸成され、個人と組織のパフォーマンスが向上します。
と、言う事でした。成る程ね、と言う内容でした。
ところで、あきらめの気持ち、と言う意味での『諦念(ていねん)』と言う言葉は知っていましたが。
先日、ある資料を読んでしましたら、上記の意味ではしっくりしない文章に出会いました。
そこで、調べて見ました。
どうも、『道理を悟る心。真理を諦観する心』の意味で使われていた様です。
では、本日の小職の予定です。
今日は、多くの時間、大学などで使う教科書の執筆に充てます。