さ~て、先日、ある資料を読んでいましたら、狂言『舟渡聟』と言うモノに出会う機会がありました。

 

興味を持ちましたため、少し調べて見る事でした。

 

以下、『狂言共同社』の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。

 

尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。

 

登場人物
聟・船頭・船頭の妻
上演時間
約35分

 

聟入り儀礼のため舅宅へ向かう男〔聟〕は、道中渡し船に乗ります。

 

船中で男が手に持つ酒樽に目を付けた大髭の船頭は、その酒が呑みたい一心で一杯振る舞う様、所望しますが・・・断られると腹癒せに漕ぐのを止めて仕舞ったり、また、横柄に漕ぎ急いだりとあの手この手で酒を強請ねだります。

 

肝を冷やし仕方なく呑ませた男でしたが・・・何とか向こう岸へ渡り、残り少なと成った酒樽を持って舅宅へ到着します。

 

応対に出た姑に土産を差し出して舅の帰宅を待っていると・・・。

 

狂言に於いて《聟入り》とは婿養子に成る事では無く、新婚最初の挨拶儀礼として相手宅へ伺う事として用いられます。

 

当時の世相や慣習の一端が垣間見られる作品で、狂言にも「鶏聟」「懐中聟」など聟入りにまつわる類曲が存在します。

 

儀礼中に不作法・失態する様を描く他曲とは違い、本曲は船頭の棹捌きに合わせて舟が流されたり激しく揺られたりと、乗客たる男との両者息の合った演技が見どころです。

 

また、大蔵流など流儀・流派によっては、船中で聟と船頭が酒盛りに成ったり船頭と舅は別人と言う設定が伝承されるなど、ストーリー展開が異なる事も本曲の特徴と云えるでしょう。

 

表記上の区別として『舟』は小舟を指し、『船』は大型船を指します。

 

と言う事でした。実際の舞台を見たいですね。

 

ところで、先日、ある文章を読んでいましたら、『甲駅』と言うモノに出会いました。

 

何処にあり、何と読むのだろう?と思い少し調べて見る事にしました。

 

以下、『北陸の私鉄』の公式ホームページに掲載されていた内容を転載させて頂きます。

 

尚、主旨が変わらない程度で、小職が書き換えています。

 


平成17(2005)/04/01 廃止

かぶと
路線:のと鉄道能登線
所在地:石川県珠郡穴水町中居

甲駅駅舎

停車中の団体専用NT127お座敷列車
 
 
甲駅は国鉄能登線が鵜川まで開通した昭和34年(1959年)6月15日に開業した。

ブロック造りで鵜川駅とそっくりな駅舎がある。

比良まで国道249号線と平行して走っていた『のと鉄道』は比良から海岸線を走る。

比良から鵜川までの道路は昭文社の都市地図では幹線道路と成っているが・・・ほとんどが1車線の道路である。

2車線なのは比良口と鵜川口の1kmくらいずつで所々に2車線の区間がある。

石川県でも数少ない道路未整備区間である。

帰りに通った宇ノ気町での道路工事と比べると余りにも落差が大きい。

現在は比良から甲を結ぶ2車線道路が整備されている。

『のと鉄道能登線』では、平成15年(2003年)3月の時刻改定で大幅に間引きされ、待合室に掲示されている時刻表は寂しくなった。

ホームは島式で、これも鵜川駅とそっくりである。

平成15年(2003年)、時刻表では列車の行き違いは6時39分と17時55分の2回と成っている。

無人駅で待合室には自動券売機が設置されている。

側線には郵便車オユ10形が留置されている。

能登線廃止前に能登中島駅へ移動されて保存、平成27年(2015年)に観光列車『のと里山里海』が走ると綺麗に整備され、観光列車の見学コースに組み込まれている。

甲の集落は女良川の河口に開けた漁村で道路の改良工事が行われている。

隣の集落は鹿波であるが・・・のと鉄道は山の中を通るため、鹿波駅は集落から2kmも離れた山の中にある。

平成17年(2005年)3月31日限りで能登線廃止により廃駅。

側線に保存のオユ10 2565

駅前の垂れ桜

ホームから七尾駅方向

ホームから珠洲駅方向

ホームの駅名標

駅舎側からホーム

ホーム入口から鹿波駅方向

ホームから駅舎

構内踏切

駅舎の券売機

駐輪場

沖波駅側の桜

停車中の団体専用NT127お座敷列車

停車中の団体専用NT127お座敷列車

 

と言う事でした。

 

では、本日の小職の予定です。

 

今日は、多くの時間、山積している書類と格闘します。