『熊笹の新芽を食しました・・・の巻』 | 南空知文庫

『熊笹の新芽を食しました・・・の巻』

 5月5日早朝、蕗取りも兼ねて近所の川を散歩していたら、熊笹の新芽が地面からニョッキリといい感じで生えていました。

 

 美味そうに見えたので、一本根元から捥いで齧ってみたら「あっ、美味い・・、姫竹ばりに美味い・・・。」

 

 だだ、その辺に生えている割にはこれ(熊笹)を食べているという話は聞かない。 

 

 ・・・もしや、なんらかのポイズンが含有されているのではないか?

 

 で、私が日頃から山菜やキノコ類、野鳥や渓流魚の知識に関して、一目も二目も置いているエレクトリックギター奏者のノリ  オ・ナミウチ氏に、朝っぱらにもかかわらず遠慮・配慮ゼロで電話をし・・・

 

 私:   「熊笹の新芽って食べても大丈夫?」

 

 ナミウチ:「うん、食べられるよ、皮を剥くとチョビットな量になるけどさ。」

 

 私:   「ラジャー!」

 

 

 

 

 ということで、今剥いています。

 

 私は出不精なせいか、熊やオオスズメバチが生息している様な場所に出向いて山菜を採ることはないのですが、その分、近所のタダ食材を逃すものか・・の了見で散歩をしています。

 

 うちの近所(札幌市南区)の熊笹は、密集した所では枯れ枝から新芽が出ていて土からはほぼ生えておらず、その周辺で生えておりました。

 

 

 

 

 下茹での後、出汁に浸して食したのですが、味は姫竹ほど濃くは無いのですが、所謂【春の乙な味】でありました。

 

 しかし、あれだね、多分俺のような食いしん坊系の輩が、最初にナマコやフグやアメフラシやウミウシを食って、「美味い!」だの言ったり、口から泡吹いて倒れたりしていたのだなぁ・・・

 

 ・・・と、若干思いました。