偽寛大の男 | 南空知文庫

偽寛大の男

 友人に「ねぇ、モズク野郎、なんか良いレコードない?。」と言われ、すかさずお勧めしてしまうのが・・・

 外人さんの場合=渋谷毅さん{solo famous composers}
         細野晴臣さん{泰安洋行}

 日本人さんの場合=ジョルジュ・ベン&ジルベルト・ジル
          ジョニ・ミッチェル{シャドーズ・アンド・ライト}

 といったところなのですが・・・・

 で、「それ、持っていたら貸してくんない?。」
   「いいよ、返すのはいつでもいいよ。」
   「おっ、悪いねぇ・・。」
   「なんもなんもさ。」

 ・・・・などと、後先も考えずに寛大な男的にお調子をこいてしまい・・・

 その後、誰に貸したかをズッポリ忘れ、「あぁ、また失くしたのかなぁ・・。」 「ったくよぅ、じゃ買いに行くか・・・しゃねーなぁ・・。」

 そんな負のループで、これらのレコード(CD)を何度買い直した事か・・・。

 無論、その逆もあるわけで・・・「あれっ、俺、こんなレコード持っていたっけか?・・・まぁいいか・・。」

 つまり、{ 物忘れとレコードは天下の回りもの }ということでげすな。

  ちなみに買い直しの場合、特に{ 衝動的ジャケ買い }という魔物に食われ大失敗した後にうなだれる確率が高くなるわけで・・・・

 今後も多分、この様な偽寛容の果ての事故がまだまだ続く、そんな予感が・・・

 まぁ、順当っすね。


{ Joni Mitchell / In France they kiss on main street }



 唄の後方での、ジャコパスの軽快なフレーズが沁みる夕間暮れの私です。