ガッポリ建設 | 南野やじオフィシャルブログ「南野やじの他力本願2」by Ameba

ガッポリ建設


まさか、こういうタイトルで日記を書く日が来るとは………。
先週月曜、浅草東洋館の舞台に立って、生き様と生き恥を晒し切った南野やじでございます。

「やじ。奢るから飲み行くか?」
ガッポリ建設の主任、室田稔さんに誘って頂く。

考えてみたら、私はこれまでの26年間、芸人同士で飲みに行くという事を、あんまりやってこなかった。猛省である。縦の繋がりも横の繋がりも、自ら積極的に持とうとしなかった。一人で過ごすのが気楽だから避け続けてきた。これじゃ何のエピソードも生まれない。私が売れないのは当然だ。自己責任だ。

だからこそ室田さんの「やじ、飲み行くか?」の一言は凄く嬉しかった。ちょっとオーバーな表現になってしまうが、それでも私の事を芸人として認めてくれてるんだ、と。

ガッポリ建設さんと初めて舞台を御一緒したのは2002年6月。ワハハ本舗主催のお笑いライブ。場所は新宿のプーク人形劇場。日韓W杯で盛り上がってたあの時期。

一見「オジサンの悪ふざけ」にしか見えない芸風は、実は、ちゃんと芸人としての基礎土台があってこそ成り立ってるのだ。元々は落語家出身。キチンと「ベタ」をやれる芸人。「ベタ」をやるのは芸人の基本。そして「ベタ」は難しい。

ガッポリ建設さんは劇場入りからずっと鬱陶しい(←称賛の意味で言ってますwww)。楽屋でもずっと面倒くさい(←賛辞ですwww)。偉い人が来ると「これでもか」というほど媚を売る(←そして実は心の中で、その偉い人を馬鹿にしてるwww)。

落語の世界の「与太郎」そのものである。芸人の生き様として正しい。コンプライアンスの厳しい世の中になったが、ガッポリ建設さんは「ブレない」。そしてガッポリ建設さん(特に室田さん)は、実は「ちゃんとしてる」。

………このような事を書くと、ガッポリさんに対する一種の営業妨害になってしまうのだが、酒席を御馳走になった御礼に、今回はこんな日記。
(・ω・)ノ