〇〇名話(〇〇な話・ボツネタ披露) | 南野やじオフィシャルブログ「南野やじの他力本願2」by Ameba

〇〇名話(〇〇な話・ボツネタ披露)

南野やじでございます。


以下の文章は、フジテレビ『人志松本の〇〇な話』の書類オーディションで見事落選した話です。(ちなみに前々回にブログで書いた「もう中学生」の話も落選でした…。)





私が以前吉本にいた頃の話です。
千原兄弟のジュニアさんと二回だけ、お話をさせて頂いた事があります。
一回目は、確か青山円形劇場だったと思いますが、ジュニアさんが一人でオリジナルの詩を朗読するだけというライブがあって、ピン芸人の端くれとして、これは是非勉強させて頂こうと、担当の社員さんから許可をもらい会場へ行きました。


さて本番前、いざ楽屋へ挨拶に行こうと決意したものの、相手はあの千原Jr. あのジャックナイフの異名をとる千原Jr. きちんと挨拶しないと刺される、とガッチガチに緊張した私は終始噛み倒しながら…


「お、おはよぅござぃま…す。あ…あ、本日は、ぶ、舞台のお、ぉ、ぉお勉強をさせてい、頂きたく存じます。よ、よろし…お願いします!!」


私は完全に不審者扱いされてしまい、それを見てジュニアさんは「頭のおかしい人が来た」と思われたらしく、スッと立ち上がり私のほうを見て敬語口調で…


「あ~ どうも今日は有難うございます。最後まで楽しんでいって下さいね~」


と凄くにこやかに話されて…恐縮の極みでした。


二回目は、それから暫くしてR1ぐらんぷりリターンズというイベントで御一緒した際に改めてジュニアさんに挨拶した所、「おぅお前、この間のライブちゃんと観れたか?お前、吉本やったんか。俺てっきり大川興業の人かと思ったで~」と今度は、きちんと認識して頂きました。


そこで私は折角の機会だと勇気を出して「あの、僕、もっと面白くなりたいです。どうすれば良いでしょうか?」と質問したら、ジュニアさんは少し間を空けて、私のTシャツを見ながら(その日、私は「虚弱体質」と書かれたTシャツを着てました。)


「おぅ。取り敢えず自分、直射日光を避けなアカンで~(笑)」と一言。


そのまま去り行くジュニアさんに、芸人として何か一言返さなきゃと私はオドオドしながらも…


「ぼ、ぼ、僕、ドラキュラじゃありません!」と返すのが精一杯でした。





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一応、これを「せつない話」というジャンルで申し込みました。


もっとパンチのある話が私にも欲しいです…。
(T^T)