雪残る秋田へ・きりたんぽと名湯めぐりの旅~その4
◆乳頭温泉 憧れの鶴の湯へ◆

 

 

角館武家屋敷通りを散策して、お昼には比内地鶏と稲庭うどんを食べた続きから。。

 

 


ローカルなミニバスで田沢湖駅まで来た後は、乳頭温泉行きの路線バスに乗り換える。
我々の他には8名ほど乗車。中には欧米系女子の一人旅の方もいる。
さすが国際的人気温泉ウインクウインク

乳頭温泉には田沢湖経由で向かうため、途中田沢湖の美しい姿が拝める。


風がなかったので湖が鏡のように周囲の山々を映している。
いくら無風とはいえここまで鏡のような湖面は記憶にない。

日本一深い湖ということも影響しているのかもしれない。

次のバスが1時間後でなければ絶対に降りていた。



たざわ湖スキー場辺りまで来ると辺りには銀世界が広がっている。

多少雪は残っているようだ。


鶴の湯の客は展望露天風呂が楽しめるアルパこまくさでバスを降りて、迎えの専用バスを待つ。
路線バスに乗っていた全員が降りた。
さすが鶴の湯ウインクウインク


鶴の湯に近付くに連れ積雪量も増えてくる。


これは雪に埋もれた鶴の湯も多少期待できるのでは???


そして、到着。


テレビで見たことのある本陣が並んだあの鶴の湯だ!!!

来る前にイメージしていた冬の鶴の湯とは違ったけどまあ仕方ない。


※心の中のイメージ画像。鶴の湯のポスターより。


特にこの日は気温が高かったため雪解けも進んでいるようだ。


春を待つ鶴の湯といった風情かな。


鶴の湯は比較的小さな建物が沢山あってとてもわかりづらい。
公式サイトを見てもざっくり書いてあるだけで、現地で手に入るこの平面図が一番わかりやすいかも。


 

最初に紹介した本陣が並ぶ入り口の手前左に二部屋だけあるのが離れ本陣。

JR系のパッケージツアーで利用されることが多いため、基本的にはパッケージツアーで埋まっている。

 

本陣の向かいにあるのが2号館と3号館。
我々が最初に予約できた部屋だ。


本陣の一番奥に事務所と呼ばれる、いわゆるフロントがある。

中に入って受付を済ませ、簡単な注意事項を確認する。

ここにはお土産も少しだけ置いてあり、外には雪解け水で冷やした飲み物も置いてある。

 

 

事務所の先にある小川を渡った先にあるのが主な温泉施設。


鶴の湯には四つの源泉があり、白湯・黒湯・中の湯・滝の湯と呼ばれている。
 

橋を渡ってすぐの場所にあるのが白湯と黒湯。


女性専用露天風呂への入り口もこの建物にある。


橋を渡って右に行った先にあるのが中の湯で、その間に広がるのが鶴の湯名物の混浴大露天風呂。

この生け垣のすぐ左がお風呂で、生け垣が切れている箇所も数メートルあるので正直丸見え。
お湯は乳白色とは言え女性には勇気がいる。

お風呂は当然ながら撮影禁止なので、以下公式サイトとポスターからのご紹介。
白湯。


黒湯。

中の湯。

混浴露天風呂。

写っているのはうさこさんでも、ソフトバンクのお父さんでもないです。あしからずウインクウインクウインク


我々が泊まる新本陣と一番新しい東本陣は1号館と繋がっているので、1号館から入る。


外観は年季が入りまくっていて、雪に押しつぶされてしまうのではと心配になる。

 

なお、東本陣はANAやJALのパッケージツアーに使用されることが多く、また新本陣も大手旅行会社がおさえていることが多いらしい。
道理で一般客はなかなか予約がしづらいわけだ。

古めかしい二重の扉をくぐると中の廊下はピカピカに磨き上げられていた。


1号館1階は食事処でもあり、廊下の先は東本陣へと繋がっている。


ここの横の階段を登って、さらに廊下を進んだ先にあるのが新本陣。

 

我々のお部屋は真ん中の3番。

広くはないけど安心して落ち着ける和室。
鶴の湯らしく鶴の折り紙も添えられている。


窓の外には雪囲いと屋根から落ちた雪。

荷を置いてお風呂へ。

白湯、黒湯、中の湯と試してみて、はっきりと違いがわかったのが中の湯。
どうこう言える程の知識は皆無だけど、何故か温泉成分を濃く感じて全身に染み渡るような感覚を覚えた。
うさこさんも同じ感想だったようで、よく効くと言っていた。

混浴露天風呂はほとんど経験がないけど、男にとっても恥ずかしいものだと理解した。

空いていたので一人でのんびりと浸かっていたら中年のご夫婦が入ってきた。

出るタイミングがわからず端っこの方でのぼせそうになりながら待っていた。

 


風呂上がりにはビール!
事務所前で売っていたその名も秘湯ビールを雪囲いの雪に突っ込んでおいた。

温泉もいいけど、長風呂だったせいもあってこっちも全身に染み渡って効く~、と一人悦に入るおじさんであった。
 

食事の様子はその5にて。。


●参考情報●●
・乳頭温泉 鶴の湯