さて 今日もお休み より深い脱力の探求 満喫してまいりましたニコニコ

 

まあ 私も 脱力というものを 追いかけ始めて もう 7年以上たつようなんですが さすがは 世で ”極意”とまで称されるもの なんか 最近になって ようやく 私が何を目指しているのかが ランやバイクで みえてきている そんな感じが し始めているとか そんな世界のようです。 で   脱力で動くというのは 結局 いかに自分で何もやらないか。 それを突き詰めていく世界のようですね。

 

私 以前から 疑問二思っていたことがあって 其れが マークアレン氏が トライアスリート向けに勧めていた 2つのランドドリルの内のひとつ 目を閉じた 片足立ちの説明で書かれてたことだったんですよね。

 

このドリルは 目を閉じて 片足立ちをしながら 膝を軽く曲げて 伸ばす というドリルだったんですが この膝を曲げた状態をアレン選手は “Load” と呼んでいて まあ ため込むくらいの意味かと思いますが で 膝を伸ばすのが ”Toe Off” まあ 接地の反対何で 離地とでも言いますか そう表現されてました。

 

で 私にわからなかったのは ここで書かれていたことから判断すると アレン選手にとって ランの動作というのは どうも その場での運動になるイメージがあるみたいだという事だったんですよね。で 私のとって ”走る” という動作には その場での運動になるイメージが全くなかったんで 意味が良く変らないなーと7年くらい前 思っていたのをお今でも覚えています。

 

ただ 私の あれ以来 7年以上かけて 脱力を追いかけてきて 最近わかってきたのは 脱力で動くというのは 其のまま 自分は動かないことにつながるんで どうも脱力で走るというのは イメージ的に その場での運動になるようなんですよねびっくり まあもちろん 前には進むわけなんですが これは 何方かというと 推進力で 重心の位置は 空間上前に進み続ける事にはなるわけなんですが 自分の方は 動かないんで その場での運動のイメージになる。 どうもそういう仕組みのようです。 

 

私 トライアスロンに興味なかったころ 一度 たまたま IMNZの日に 蘭子ーsのすぐそばに住んでた 妻の親戚の家に遊びに行ったことがあって その時 初めて ついでだからと IMNZを観戦してたんですが そこに トライアスロン興味なくても まあ NZでは有名人なんで 名前知ってた キャメロンブラウン選手が 通りかかって 其のころ ランに取り組み始めた頃だったんで どんなもんかと思って しばらく後ろについて 走ってみたことがあったんですよね。 

 

で その時 彼は走っているというのに 彼の體自体は 全く動いていないように見えるんで びっくりしたんですよねびっくり で 彼の走り方 私の瞼に焼き付いている 私のサッカー時代のチームメートのそれとは 似ても似つかないもので いったい どういう仕組みになっているのか 見当もつかなかったんですが どうも結局 彼 脱力で 自分は動かずに 動いているんで 動いてないように見える。 ただそれだけのことのようですね。 

 

そういえば 私 2021年のIMNZ のランパートで 同じように 当時IMNZ4連覇してた 女子の強豪 ケスラー選手の後を レース中 走る機会に恵まれて じっくり観察したことがあったんですが その時 こう書き残していたんですよね

 

”最初に目についたのは 彼女の走り方 体の各部分の動きが滅茶苦茶少ないということだったんですよね。 ダイナミックさのかけらもなく 上下動の全くない ほんと最小限度の動きしかない走りで 特に腰回りから上が全く動かず まるで静止画像を見ているかのように 体のラインがくっきり見える そんな印象を受けました。”

 

この時も どうやって 走ったら 彼女のような走り方二なるのか さっぱり見当がつかなかったんですが やはり 伊達に 日本人として アイアンマンで 最高の成績を残された 宮塚さんが ”筋力はないものと思って” と 生徒さんにアドバイスされてたわけではないようで アイアンマン強い人というのは 脱力で つまり 自分は動かずに動いてるんで  動いてないように見える そういう仕組みのようですね。 

 

で 私 今年のIMNZのバイクパートの記事にこう書いてたんですが

 

”この バイクパートなんかだと そういう作業をしながら どうみても私より格上のアスリート (因みに 之は 私を抜いていくとき どれだけ 楽そうか ここの雰囲気でわかるものなんですが。 アイアンマンのバイクパートで ハアハア言いながら 抜いていく人間というのは たいてい後半たれてランは歩きまくり そういう事は さすがに5回目なんで 重々承知してますし)のバイク上での動きを観察してたんですが やはり二年まえの IMNZのランパートで 同じ様に観察してて気が付いたように アイアンマンの早い人間たちというのは バイクの上でも体が動かないんですよね。  で これが分るようになってきたのは 私自身の體の動きが以前に比べると少なくなってきてるからなんですが ただ  格上の人たちとくらべると まだやっぱり バイクの上でも私の方が動きが多い。 ここを実地で確認できたのは ここからの大きなヒントになっていくように思いました。”

 

ここで書いてた ”動かない” これも同じ仕組みのようで 結局 ”脱力” つまり 全身の力を完全にぬいてしまい 自分は動かないから ”動かない’ こういう仕組みのようですね。

 

結局のところ 私がずっと追いかけてきた ”トライアスロンは掻かない 漕がない 蹴らない” というのも こういう事なんだろうと思うんですが 例えば バイクでいう ”漕がない” 要するに 自分は何もしないで ペダリングを成立させる方法なんですが これは 殆どこのやり方してる人って いないんじゃないかと思うんですよね。

 

サイクリストの宮澤さんの ”力を使わないペダリングとは” という記事の中で ”自転車にまたがって漕ぎ始めた時から、99%の人はペダルを踏みつける”ト書かれてたんですが 恐らくこういう表現するときって 英語でいう ”A Few” (少しいる) ではなく ”Few” (ほとんどいない)という意味じゃないかと思うんで。

 

私の場合は ずっと 運動というのは 力を入れてやるものだと 思い込んでたんで こんな方法があることが 今になってわかってきて びっくりしてるんですが まあ 要するに これ運動の仕組みとして 私の體に染みついているものの 正反対のやり方なんで こちらに変えていくのは すごく時間がかかるだろうなーと考えています。

 

結局のところ 私が 此処7年くらい どんどん 距離とか ペースとかこだわれなくなってきたのって ここが理由だったようなんですよね。 私のように 運動にどれだけ力を入れられるかを若い頃 必死に磨いていた人間が この年になって その真逆の事二取り組んでいるわけなんで ここまで 運動のやり方を変えていくのって 物凄く難しいようなんですよね。 

 

で こういう作業って ほんと根気よく 丁寧に 一掻き 一漕ぎ 一歩を ほんと一ミクロンでも 自分の変えていきたい方向に変えていく そういう努力を積み上げていくしか方法が無いようで これものすごく集中力がいるんで 距離持たないですし ペースのほう 気にしちゃうと どうしても力が入ってしまうんで 其れで どんどんゆっくり研鑽積むようになってきたんだと思います。

 

私は 以前 日本のコナアスリートの方が 毎朝 一時間くらいの 歩くより遅いくらいのペースでの スロージョグを日課にしていると書いていたのを読んだことがあって 其のあと こちらのプールで どうみても今まで見た中で 技量的に ナンバーワンと思しきスイマーが 100m2分くらいという 物凄くゆっくりなペースで 延々泳ぎ込まれているのを見かけたんですが 当時こういう人たちが いったい何の目的で こういう事やられてるのか 見当もつかなかったんですよね。

 

ただ 気づいてみると 私最近 バイク ほぼ止まりそうなペースで トップギアのまま いかに ”漕がない”かを研鑽してること多いですし 実は 先日らんで  坂を他力で登る練習してる時に 犬を散歩している歩行者に 抜かれたんですよね爆  笑 なので 思うのは 上にあげた 二人のアスリート 恐らく 脱力を追いかけてるんで ああいう取り組みをしていたんじゃないかと思いはじめています。

 

で なんで 私が こんなとんでもなくゆっくりしたペースにまで落として研鑽積んでいるかというと ”動かないで動く”という事を突き詰めていくと どうしても こういう取組みになってしまうからなんですよね。 で 此の ゆっくりな動きの中で いかに自分でやらないか を磨くことで スピードを上げた時に そこで学んだことを活かす。 そういう作業を続けているように思います。

 

今日バイク乗ってて思ったんですが 結局アイアンマンなんかでは 此の ”自分で何もやらない” ことが一番大事な事なんだろうなーという事なんですよね。 トいうのもその方法で 出してる 40キロならば 後にマラソンが控えている アイアンマンのバイクパートでも 気兼ねなく使える ハッタリではない40キロかと思うんで。

 

まあ何にしろ ゆっくりで なにもしないで進むやり方を磨くにしろ 実際にレースで使うスピードで 磨くにしろ とにかく 脱力で動く つまり 自分で何もしないで動くという動き方の研鑽をするには 兎に角 丁寧に研鑽を積むこと これが一番大事なことのように思います。 なので ここからの研鑽にしろ レース中にしろ 丁寧さを忘れないように取り組んでいこうと思っています。