こんにちは
「光る君へ」を毎週楽しく見ています。
少女漫画展開がいいですね〜。私は好きです。
武士の世だと少女漫画になりませんものね。
紫式部のまひろが「宋の国には、身分や家柄に関わらず試験だけで官職に取り上げてくれる制度がある」と感動するシーンがあります。
科挙のことですね。
日本の大学受験も推薦が増えて来たとはいえ、まだペーパーテスト一発勝負な部分が多いです。
最近のXで、北米での大学進学を控えた娘さんを持つ方のポストに驚愕しました。
いわゆるAO入試で大学受験をするので、課外活動歴や受賞歴が重要で、結構しんどい。
— 桜庭茂樹 (@Ortarho) May 28, 2024
「学歴中心の履歴書より経験中心の履歴書」みたいなスレッドがよく流れてくる。
— 桜庭茂樹 (@Ortarho) May 28, 2024
今は経験中心で選抜されている人が稀少で優遇されているから、そんなこと言えているけど、みんなが経験中心で競い出したら、そんな人はそんなこと言えなくなるくらい埋没すると思うよ。
「経験中心」はやってもやってもキリがない。娘も高校生なのに研究してインパクトファクターのある雑誌に論文を投稿している。
— 桜庭茂樹 (@Ortarho) May 28, 2024
課外活動10個、受賞歴5個の記載が必要で、願書を出すのが10月と12月なので実質3年間しかないから気合いを入れてやらないと質量ともに足りなくなってしまう。
「経験中心」と「学歴中心」で親の力はどっちがかかるかというと、やはり前者だと思う。後者の方が塾的な教育産業が対策をしやすい。
— 桜庭茂樹 (@Ortarho) May 28, 2024
純粋に点数で判断されるって、精神衛生的にはいいですよね。
努力が反映しやすい上、何がダメだったのか、分析がしやすいく対策が立てやすい。
諦めもつきやすいです。
これが、課外活動の出来で決まったり、面接で決まったり、論文で決まったりだと、不合格の時に「一体どうして落とされたのか?」と悶々とするでしょう。
音楽系の習い事をしていた時、一番、困ったのはそこです。
何が評価されたのかされなかったのか、わからないことが多いし、審査員の好みが反映するから、次に何をどう頑張れば良いのか判断するのは難しいです。よほど飛び抜けた才能があれば別なんでしょうが
(趣味だったので良いのですが)
「評価」が入ってくると、本当にやっかい。
だけど大学受験以降は、たぶん院試にしても就職にしても、さまざまな場面において「評価」がほとんどです
だからこそ、最後の砦として大学受験までは科挙方式のままででいいんじゃない?
(あ、うちの子に限って言いますと、実はペーパー一発より、課外活動の出来で決まったり、面接で決まったり、論文で決まったりの方がうまく立ち回れる。言語化能力が高いタイプではあるんですがどっちの世界がいいんでしょうね
)