こんにちは爆笑

 

2月10日の朝日新聞にこんなコラム記事?が載っていました。

 

多事奏論「医学部に『くじ引き』で入ったら」から、一部引用します。

(ここから引用↓)

本当に導入している国があった。オランダは1972年、すべての医学部入試に抽選制を導入した。論文をまとめたユトレヒト大のオーレ・テン・ケイト教授によると、それまでは一定の教育を修めたすべての生徒の入学を認めてきたが、志願者が増え、定員制を導入したのがきっかけという。「不満の声はほぼなかった」というが、3年連続で不合格になった生徒が1996年、不服申し立ての訴訟を起こした。

以来、抽選以外の方法も認められ、ついには2017年に抽選制は完全廃止となった。それが2020年に国会で再び導入が認められ、形を変えて年内にも施行されることになったという。なぜか。ケイト教授によると、オランダ政府は「多様性のを懸念したという。たとえば試験の点数で合否が決まる場合、裕福な家庭では家庭教師を雇うこともでき、雇えない家庭に比べ圧倒的に有利だ。医師になる層が、社会における性別や民族構成を反映していないのではないかという懸念もあるという。抽選制とそれ以外の方法で入学した学生の学力を比べた論文は複数あり、卒業後の差は報告されていないという。

(↑引用終わり)

 

日本でも国立附属の小中学校などでは、昔は抽選が普通にありましたし、今も抽選をやっているところもあるはずですし、何年か前に「筑駒も教師養成のための附属機関なのだから抽選に(戻す?)したらいい」というニュースも読んだ覚えがあります。(中受界隈で炎上していたと思うあせる

 

でも医学部となると日本では大炎上でしょうね。

まずあり得そうにないですが、ここは思考実験として考えてみますニコニコ

 

現実的に考えて全くのくじ引きにしてしまうと、授業についていけなくて留年や退学が相次ぐでしょうから、ある程度のテストはクリアした人の中から選ぶのが現実的でしょう。

 

医学部の授業についていけるボーダーラインはどのくらいでしょうか?

地方国立理系くらい?MARCH理系くらい?4工大くらい?

河合偏差値で55くらいでしょうか?甘いかな?60くらいはいる?

 

それとも先に足切りラインを決める?

定員の2倍を足切りラインとするか3倍を足切りラインとするか?

 

国立小をお手本にするなら2倍かな。では2倍足切りラインと想定。その中からくじ引きですね。

共通テストで足切りラインを設けることとすると、2倍で足切りラインとなると相当厳しくなりますね。

これではたぶんA判定出てても倍率を見ながら出さないと怖くて出せない…。

相当余裕を持っての出願になるでしょうね。

(私の感覚的には)2倍では今と変わらないか、今以上にボーダーが上がりそうあせるあせる

 

では何倍ならいいの?

今年の国立前期の志願倍率が4.6倍なんですよね。

国立前期の全定員に対して4.6倍の人が志願しているわけです。

なので、くじ引き足切りは4倍くらいが妥当なのかな。

 

でもきっと蓋を開ければ、足切りラインを超えれば運次第ってことが知れ渡ると、もっと志願者が増えそうですけどね爆笑

 

大学の序列化は進むかな?

どうなんだろう???

 

結局、共通テストリサーチでの志望者分布を見つつ、それぞれが出願するので、倍率での足切りだとさほど多様化にはつながらないような…。

 

やはり多様化を目的とするなら、共テの点数での足切りがスッキリ明快な気がします。

大学側も◯点以上の生徒なら誰でも受け入れるよ〜という姿勢もいいですね。

大学ごとに点数を決めればいいんですからね。

 

で、それでも面接はあるんですかね?

面接した上でくじ引きだと志願者が多すぎて面接に時間がかかりすぎる問題発生しそうですね。

 

あと、大問題なのが、くじ引きが果たして公平に行われるかどうかがブラックボックスじゃないですか?

そこが一番問題な気がする。いくらでも操作できそうガーンガーン

 

やっぱり無理そうなんですけどねショボーン

というところまで今日は思考実験してみました〜あせるあせるあせる