今日という日の昼下がり
用を足しに外出したら
自分がサイフも
スマホも持って来なかったことに
気が付いた
クソ間抜けである
これではただのお散歩だ
仕事で使うものと、
園で必要な書類をコピーして、
少しでも時間のある時に
やれることを
終わらせておきたかったのに..
肝心の書類まで忘れてきた
僅かな期待を込めて
左後ろを歩いていた白衣に
声を掛けた
いつになく無機質な顔と目が合う
いつお気付きになるかと思っておりました..
鞄から
静かにスマホと書類を取り出し
手渡す白侶の表情には
呆れを通り越し
既に諦めの色が...
日頃からこの男には
と
宣われているが
今回は
明らかに頭が回っていない、
心ここに非ずな私に
失望しているのが分かる
何をやっても気分が乗らない
どう足掻いても
失敗を繰り返すばかりの
今の自分には..
白侶のそんな表情なり態度がわりと...
けっこーな
ダメージだった
そして、泣きの一撃
そもそもそんなものは会社でコピーしておけと
•••辛辣クソ執事め••
俺の胃から...
悲鳴が上がっている
今日は本当に、
何をやっても上手くいかない1日だった。
とことん、無駄に疲れた日。
せめて明日は
何か1つでも良いことありますように。