夏が来る、除霊の依頼はまだ無い‥ | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

夏になると増える依頼



去年はコロナ自粛で
心霊スポットに行く人間も
(私の客では)
比較的少なかった


助かる

非常に助かる


好き好んで虫の多い
ジメジメ
蒸し蒸しする
気色の悪い空間に行き
自ら恐怖を味わう
人間(ドM)の気が知れない私は・・
内心、

念願叶って良かったじゃねーか
とドM共を視て
溜息を吐いている
真顔DASH!DASH!




今年はどうだろう?





真夏のクソ暑い中
正装して
炎天下の中お焚き上げ
なんて冗談じゃない!
これ以上に怖い物はない


この時期は
いつアホな依頼が来るか
気が気じゃない

電話が来る度
ドキドキものだ


仕舞いには


憑き物ともども依頼主を
ぶった斬りたくなる

本音を言えば

    

クソ暑い中

仕事するなんてゴメンだ


俺はエアコンの効いた

涼しい空間で

冷酒かっ喰らいながら

昼寝をしていたいのだ





出来ることなら


依頼主には
「願いを叶えてくれるなんて
お優しい幽霊ですね」

憑き物には
「気合いが足りねーんじゃねぇのか!?
俺に依頼に来る前に
とり殺すくらいの根性見せろ!!!」


と、言ってやりたい毎年



コロナ自粛
ある意味、万歳