申し上げます、坊ちゃん..
不肖立花、
この度、“ある境地”に至りました..
何やら、うちの小姓が【悟り】を開いた様なので聞いてやって欲しい。(´-ω-`)
私はこれまで、
貴方の視線、仕草、
喜怒哀楽の感情一つ一つ、
髪、血肉、骨･･･
貴方の排泄行動さえも───
全て･････
本当に全てを愛して参りました..
重てーわ(´-ω-`;)てか怖ぇよ
ですが私は･･･
大きな過ちを犯していたようです..
大丈夫、もっと基本的なところが可笑しいからお前は(´-ω-`)
孝姫は───
私の前世1,200年間で、これまで出会い、愛した者達も含めて私を≪愛してる≫と言ってくれる。
聖は───
『みつ』という一時代にしか興味がない。
その一時代で時間を止め、輪廻を外れた。
相思相愛なので互いが互いの一番だ。
付け入る隙がない。
ところが･･･
白侶はそうではない。
愛でているのが「みつ」なのか「水都」なのか見失った彼は、最終的に『水都』を選んだけど。
その分、悩みの種も増えたようで───
もともと、独占欲と征服欲の強い彼は･･･
孝姫や聖と違い、自分が《全ての時代》《全ての人間》に於いて水都の一番になろうと画策した。
もうホンっト、あの手この手で猛攻。(´-ω-`;)
精神支配がダメなら肉体に教え込むタイプｴﾛ怖い。
私がこれまで出会った相手、
絆を結んだ相手、
情を交わした相手…
それらを否定するという事は、『今の私』を全否定するという事だ。
私はそこが分かっていなかった..
貴方の全てを愛していると言いながら、
私はずっと･･･
貴方を否定していた..
どうりで──貴方は選ばない筈だ..
追い掛ければ見向きもされず、
触れれば拒絶され───
どんなに足掻いても、貴方は手に入らない..
なので私は、
貴方を追いかけるのを止めました..
ﾌｧｯ!?(゜ロ゜)
今後、例え何世紀 追い掛けようと、
貴方は私を見ないでしょう..
確信しました..
この手で幾度と貴方を汚しましたが、
私には、真実貴方を汚せる気もしません..
言い換えれば、汚されてもくれない..
ならば、手段を変えます..
私は今後、
一切、貴方を追いません..
受け入れます、
聖殿も、孝姫様も、泰衡様も───
貴方が選んだ、全ての人間を..
私にとって、恐ろしく屈辱的な行為ですが･･･
貴方のことは【追い掛けても意味がない】と、この400年で、身をもって体感しました..
･････(゜ロ゜)
ですので、誓いましょう..
私は今後、
二度と貴方を追い掛けないと..
･････(゜ロ゜)
･････(゜ロ゜)
･･･言ったな？
(゜ロ゜)