アントワネットお母様.. | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

母上・・・

それは国産霜降り黒毛和牛の一級品で御座います

わんこのエサにするには些か高級すぎるかと・・・・・


『あらそうなの?』などと、すっ惚けた返事をされるから困る。

母の天然ぶりは今に始まったことではないが、昔から、どこかトボケた人だった。




自宅で挙式するという親戚宅を訪れた際、『まぁ、謙虚なご夫婦ねぇ』と宣う母の眼前に広がるのは───

招待客500人と、60畳はある絢爛豪華な大広間だった。

※画像はサンプル

広い中庭に用意された各テーブルセットには、アルコール、料理、デザートなど一通りのメニューが揃っていた。

一般的にみて、自宅で挙式するという場合でも上記の例は【結構スゴい】の部類に入るのではなかろうか?

あれ?私の感覚がおかしいのか??



しかし、母の口からは───


折角の結婚式なのだから、
もっと広々した場所でなされば宜しいのに…


私含め、当家の付き人数名・・・ポカン( °д°)


「明らかに盛大な結婚式」という印象を受けたのは、どうやら私とお付きの者達数名だけだったようで。
母はその「謙虚な」結婚式とやらに余程驚いたのか、自宅に帰って来てから白侶にも感想を報告していた。


奥様、○○○家(我が家)の三分の一と言うことは、十分に大きゅう御座います..
※我が家の総敷地面積=桂離宮

あら、そうなの?
私には、とても謙虚慎ましやかな結婚式に見えたのだけれど、


嗚呼、奥様・・・
一般的なご家庭に500人もの人間を招待したら大変なことになります..

まず、お車をお停めする駐車スペース御座いません!
お料理の準備も大忙しで御座います!



ふふ、
いやだわアナタ達ったら(微笑)



車など、お庭に停めておけるでしょう?
それに、どこのご家庭にもお手伝いさんがいるものでなくて?








おりません、母上