さて、LS-100の音出し確認出来たので、開腹〜〜


特徴的なウーファー
他には例を見ない、バッフルの真ん中にマウントされています。振動板には放射状に7本のリブが付いています。振動板には内部損失が必要と言われていますが、その常識を覆す高剛性設計(トリオらしいですねぇ~)。振動板を手で押してみると、軽いチカラで動きます。エッジもダンパーもかなり柔らかく、フルレンジスピーカーのように軽い振動板のようです。振動対策がこのスピーカーの特徴です。この上のクラスになるとリヤバッフルが△型に凹んでいて、更に剛性を追求したキャビネットになります。音質劣化を嫌ってアッテネーターは排除、配線は半田付け。ですが、内部配線は極細なのは時代でしょうか。
裏側
マグネットは普通ですが、フレームはアルミダイキャストの立派なモノ。
ツィーター
表面はザラザラした素材
こちらも振動対策でサブバッフルに取り付けられています。
フロントバッフルは、2枚重ねで30mmの厚さがあります。
ネットワーク
コイルは1個だけ?と思ったら、
背面にウーファーのくり抜きの丸板が貼ってあり、そこに1個ありました。
吸音材は左右と背面だけ。いつもの通り定在波対策で底面に追加しておきました。
バスレフ型ポートは、なんと奥行き5センチと超短い設計。試聴で決めたんでしょうか?短いと中域が出やすくなるんですが。
DIATONE DS-33DもこのLS-100も当時どちらも37,000円。ガチのライバルでした。59,800円の3ウェイスピーカーが大流行りする少し前ですね。
聞いてみると、ホントに実力伯仲で良きライバルです。ほのわずかにLS-100の方がドライな音なんですが凄く似た音質です。帯域を欲張らずにまとまりを重視して、嫌な音を出さないのが特徴です。音の定位や見通しの良さも高レベルで、素晴らしいスピーカーです。
ただ困ったのが、メインスピーカーがM6Ⅱ、DS-33D、LS-100と3ペアになってしまったこと。贅沢な悩みですよね~~爆笑