久し振りに日本に帰ると、度々恥ずかしい
思いをする。
なぜなら
外国語と日本語の境目が分からなくなる
という現象が起きるからである。
むしろ、そう思われたくないが故に、
横文字を使わないように気を遣う。すると
日本語が異常に古風になったりのだ。
「あ、この乳母車、ドイツ製じゃん」
「あ、ハンバーガーの酢漬けは抜いて下さい」
とな。
また、日本では全くスルーで良いのに、
くしゃみをした人に対してBless you的な
ことを言わなければと、つい
「お大事に」
なんて言ったりする。
また、ある時はSuicaの日本語が
分からなくなり、携帯で検索した。
「スイスイ行けるICカード」
なんだ、日本語じゃないか。
そして極めつけ(これは単なる日本語の間違いなのだけど)、
「仲里依紗ってさぁ」という会話。
文章にすると何でもないのだが、
私は「仲里 依紗」
なかざと りさ
と呼んでいた。
帰国時は、ウィキペディアが手放せない。