目次
はじめに
1.修行時代
1.在米公使館へ。
2.吉田公使とクラークの
3.佐藤昌介と高平
4.佐藤と新渡戸稲造
5.平泉と新渡戸
2.国際事件での体験
1.臨時代理公使として
2.大津事件と政府
3.政府内での原と高平
4.欧米での勤務
3.外交官の見識
1.陸奥宗光と日本外交
2.日露戦争と杉村濬(すぎむら ふかし)
3.杉村親子
4.在イタリヤ公使として
5..在オーストリア公使して
6.高平からの建白書
7.外務次官に就任
高平小五郎が在米公使になるまでの足跡と。前作の『ニューヨークに輝く高平小五郎』では紹介できなかった部分を追記。
そして、T.ルーズヴェルト前大統領どの『密談』を中心に、米国外交史に燦然と輝く無任大使としての功績を紹介する。
平成19年のこの本を手にいれるまで長い歳月がかかった。絶版だからだ。
ポーツマス条約締結の裏側を知るには重要な外交資料だ。しかし、残念ながら本書は入手困難である。自費出版だったのかもしれない。