今回はQuantitative Methods(統計)を紹介します。Level 1とLevel 2の出題科目であり、Level 3では出題されません(会計と同じですね)。Level 1ではウェイトが高く、12%となっており、Level 2では、5-10%となっており、やや低めです。それぞれ紹介していきましょう。


Level 1:ウェイト12%(SSは2つ)

コーポレートファイナンスやポートフォリオマネジメントとかぶる部分があったり、テクニカル分析の話が出てきたりしますが、内容としては統計学の基本になります。仮説検証(hypothesis testing)あたりが特に重要と言えるでしょう。


SS2

①時間価値:将来価値、現在価値等に関する話です。

②ディスカウントキャッシュフロー:NPVやIRRが出てきます。コーポレートファイナンスでも学習します。

③統計のコンセプト:平均、レンジ、分散、標準偏差など統計でよく使うコンセプトの紹介です。

④確率のコンセプト:期待値、分散、標準偏差、相関、共分散等を使ったり、求める計算が重要です。


SS3

①確率分布:正規分布を使った、信頼区間、z値等が中心です。

②サンプリングと予測:Student's t分布を使ったt値関連が中心です。

③仮説検証:これまでの応用です。さまざまなテストを使って、仮説を検証します。かなり重要なパートです。

④テクニカル分析:テクニカル分析を定性的な視点から学びます。


SS3がメインになりますので、こちらに時間をかけましょう。計算問題がメインですので、問題演習で慣れるのが一番です。StallaやSchweserをばっちりやっておけば問題ないです。繰り返しますが、読むだけではだめで、Practice Examも含めて問題演習を十分にやってください。


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