今日はLevel 3の話を簡単に紹介します。
最近はLevel 3も合格率が下がって、Level 2に受かればほぼCFA、とは行かなくなっています。私は去年受験しましたが、その際の合格率は49%と半分を切りました。かつては70%を超えていたこともあるので、同じ試験とは思えないぐらいの話になっています。
去年の難易度は、午前のエッセーは普通で、午後のアイテム・セットは簡単でした。午後は、3時間のところ、1時間半ぐらいで終わった気がします。エッセーはかなり集中してやりましたね。結構リーディングも長いですしね。で、私なりのエッセーのポイントを紹介します。
ポイント:全部ブレットポイントで書く
つまり、1.XXXX、2.XXXXX、3.XXXXX、と書いていくということです。英語で書くので、日本語のエッセーのようにはいきませんから、とにかくブレット・ポイントで端的な表現で勝負します。私のアメリカ人の友人は、会話ですら、ブレット・ポイントを多用しています。外人の思考回路にはぴったりなのでしょう。メリットをブレット・ポイントで書くとこんなところでしょう。
1.読み手にとって読みやすい
2.自分の考えも整理しやすい(特に重要)
3.文章が短いので接続詞なんて気にしなくて良い
ただ試験でやや不思議だったのは、やたらと回答スペースがでかい、ということでした。私はブレット・ポイントで最低限しか書かなかったので、回答スペースがスカスカだったのです。ただ、SchweserのLevel 3 managerも、「スカスカなことも多い」と言っていたのを思い出し、安心してました。でもさすがにあまりにもスカスカだと心配になりますが、みなさんも気にしないでください。
エッセーはペンで書かされますので、消せるペンを使いましょう。http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball/
消す場合は、書いてからちょっと待ってから消しましょう。簡単によく消せます。私は書いてすぐ消そうとして、うまく消せず回答用紙がやや汚れました。あせると逆にきれいに消すのに時間がかかるので注意です。
念のため合格率の話で追加しておくと、地域別の合格率が出てますが、これは国籍別ではなく、受験した地域別ということです。アメリカ人が日本で受験し合格しても、カウントはアジア(日本)になります。実際、去年CFA授与式に行ってびっくりしたのは、日本でのCFA合格者に占める外人の割合が非常に高い、ということです。日本人かと思うと、中国人や韓国人だったりと、日本人の割合は低かったです。またアジア人で英語をネイティブレベルでしゃべっていたのも、中国人がほとんどだった気がします(彼らは日本語も話します)。逆に言うと、合格している日本人もそんなに英語が得意ではない、ということでもあるので、安心材料ではありますね。