4月も色々とありました。
一番大きな事は娘が10歳になったこと。
よくここまで大きくなってくれたなあと。
10年一区切りといわれますが、とりわけ大きな一区切りに思えます。
記念日好きな娘。
例えば誕生日なら当日を挟んでの前後一週間くらいは
誕生日週間というのが企画されます。
今年も”あと少しで10歳だ10歳だ~”と、一ヶ月位も前から本格的に盛り上がり
「記念日前後色々企画」、自分のも自分プロデュース。
私もアイデア出しはしますが、基本の役割は黒子な感じです。
自分10歳BIRTHIDAY企画はなんだったかというと
おやつを普段なかなかいけないところに食べに行く。
花を飾り希望の晩餐メニューを一緒に作って食べる。
気になる映画や本をお気に入りの椅子でゆっくりみる。
人数分の手作りクッキーをオリジナルパッケージに入れ、お友達のお家におしかける。
お弁当を自転車に積み、くじら山がある公園へ行き桜吹雪の中、青空お祝いという日も。
どれもささやかなのですが気合入れて楽しむので、本当に楽しいのです。
(黒子は多少ぜーぜーしますが)
勿論プレゼント期待も大。
さりげなーくリクエストは来たものの、ドッキリを待っている様子。
なので兼ねてから贈りたい、と思っていたものをこっそりと用意しました。
ki-to-te さん。
全てお一人でこつこつ作られた木のお道具を揃え、土日などだけOPENする
木工作家前田充さんのお店です。
お優しい奥様が切り盛りされている、ずーっと居たくなってしまうような可愛いお店です。
伺った日は丁度、工房から出来立てのものが沢山届いていたので
ひとつひとつ持たせていただきこれ、と感じた小さなお椀を選ばせていただきました。
巷で有名であったり、良いといわれているものや作品は数あれど
それを作り出されるその人ご自身も素敵な人だと感じるかというと
必ずしもそうでないということについて、想うところも少なくない昨今。
私はやっぱり品物の良さと同じ位、作り手さんのお人柄、優しさの部分を
とても大事に思っているのだな、と最近、再認識して。
大事な時や人に贈り物をするときなど尚更に・・・。
木の命を大事に頂き作っているとおっしゃるki-toーteさんには、
私はそれらについてとても素晴らしい感じを受けるのです。
裏に好きなメッセージなどをその場で自分で入れさせても貰えるというので
何回か練習させていただき書かせていただきました。
こんな部分もとてもお優しく素敵なお心遣いだと思います。
お誕生日当日。小椀をプレゼントし、ジャスミン茶を入れて初飲み。
娘はなんていうかな・・・とおもったら、
「木のにおいがふわーっとする!」 と,とても気に入った様子。
私も貸してもらい飲んでみたところ、お茶そのものの香りと器の香りが混じりあって立ち上り、
いいのです。瞬時に森の中にいけるみたいなのです。
裏に入れたメッセージも喜んでくれました。
凛として、温か、優しい小さなお椀。
普段好きなおやつを食べるとき。
野原や山、旅に出かけるとき。
いつも一緒にこのお椀連れて行って、ほっとお茶を飲んで、景色を眺めて。
良い時間、すごしていって欲しいな。
ロゴが入ったちいさな木のチップがつけられた可愛い包み。
大の本好きの娘は、このチップもミニしおりとして大事に愛用させて頂いています。
素敵なお椀、ありがとうございました。