娘は3年生になったら組替えがあります。
それを前に2年間共にすごしたクラスの仲間と、
大好きな先生・・・素朴に愛情を注いでくれた優しくあたたかな先生と離れたくないな
できたらずっとずっと一緒にいたいと、あと何日、もうあと何日だ、とすごす日々。
こどもは選べない、選ばせて貰えないんですもんね。
大好きな人達との別れはとてもさみしく落ち着かない
大人だっておんなじだけど。
ただこどもは特に素直にそれを全身で見せます。
とにかく手を揚げ先生にさされたくて、アピールしたくて椅子の上にのぼっちゃって手を揚げている子
(本人はきづいてない^m^)
何かといえば先生の足にしがみついている子
かとおもえば暇さえあれば小競合いしてしまう子
黙り込んで静かにしてしまっている子
毎日教室の中で親の役割をしている先生は
20人以上の兄弟姉妹に自分を、自分だけを見て見て、っていつも待たれている。
でも身一つの先生。
きっとそれはそれは大変かと思います。
娘は日頃からよくクラスの様子を話すので
このところのクラスのそんな雰囲気は伝わってきてましたが
先日あった最後の授業参観では (ああ、ほんとにそうだなあ・・・)とつくづく思いました。
こども達の中にいる大人(先生)が、ただ仕事としてただそつなくこなしていたかどうか
こども達にほんとうに根っ子に愛情を正直さをもって接してくれていたかどうかなんて
こどもたちだけには筒抜けにわかってしまう。伝わってしまいます。
よくみることもしないのに
まず頭だけでものを考えて、そしてプライドだけは大きくなってしまっている大人は
結局どうことばをつくそうがその世界はもう全然見えない人もいるかもしれないけど。
ただこどもは自分が貰った愛情のその答えを
本当に素直にその人本人にそっと返す。
与えていた人は、思いがけず、でもただそれを嬉しくそれを受け取ることになる。
その大人はその子達の本当の幸せをきっといつまでもそっと願ってくれて。
そしてそれを受けた子は大きくなったら、今度は同じことをまた小さい子にきっとします。
大丈夫。また別の形にはなっても、ご縁がある相手なら、また会える。
それでもなんだかさみしいっていうような気持ちはそのままあり、
でも未来には明るい光をみてドキドキもしてる
そんな自分のことこそ自分ではっきりわからなかったりっていうのがこどもだけど
それは今こどもな人、かつてこどもだった人には
きっと等しく与えられている、味わうことができる美しい時間な気がします。