koyaを訪れるお客さんは長時間滞在していかれるそう。 その気持ちとってもよくわかります。
ならばもっとゆっくりとして頂けるように、との思いから
珈琲など、ちょっとした飲み物も注文できる様になっています。
丁寧にいれられた珈琲。
お豆の味が清々しく香り、目が覚めるよう
添えられていた栗の木のスプーンがまた素敵。
koyaオリジナル、手作りの栗の木のものです。
いつも在庫があるわけでは無いようなのですが
この日は販売していただける物がありました。
ドキドキしつつ、じっくり、この一本!というのを選ばせていただいて。
このスプーンは今、我が家で仕込んでいる塩麹をすくう為の
特別お匙として活躍してくれています。
見た目だけでなく、使い心地もとても良いです。
このところモノは増やさぬように心がけていたのですが
他にも、これまでずっと探していたのに出逢えていなかった
梅ジュースやらっきょ漬けを深い瓶から引き上げるのに丁度良いレードル、
インドの手仕事が光るアイアンのフックなどなど・・・次々みつかり
見つかるときは思わぬところで一気に、なんだなあ。
スタッフの方達とお話も色々させて頂いたのですが
お店を訪ねた人にいかに心地よさを持ち帰って頂くかということ
いかにしたら喜んで頂けるかということがまず一番先
そして場が選ばれ、品物が選ばれているというようなことが
じわっと伝わってきました。
でも肩肘張る必要は全く無く
だからこそ可愛いお気に入りにも自然に出逢える
こうなると品物もお金も関わる人の心も
調和がとれている
全てが嬉しそうというか
私自身、日頃ものを制作し販売もさせていただいていて
とても大事にしたいと思っている部分が
理想的な形になっているような感じで
ただ、この雰囲気は到底文章では表しきれないだろうし
もうこれはこっそりと自分だけの心のお気に入り小箱に大事にしまいこんでしまおうか
・・・とも思ったのですが、やっぱり独り占めするのはもったいない
ということで何とか書いてみました。
まるで御伽噺の中に存在しているかのようなお店
梅屋さんkoyaさん。
いつの日かまた伺いたいです。