長らく書いてきた福岡の旅も今日で一区切りです。






今回福岡へ旅をした理由のひとつは

福岡が私の父の生家がある地だったから。





私が福岡に最後に訪れたのは小学校低学年の頃

思い出の中の福岡というと、

たねもの屋さんを営んでいた優しいおばあちゃんの面影

手先の器用なおばさん達

大好きだったいとこのお姉ちゃんのことなど「人」のこと。




いつかはまたとずっと思っていながら長らく訪れる機会が無く
そんな中、昨年日本に起きたあまりにも大きな出来事で

そもそも私はこの国の事を、自分の事をいったいどれだけ知っていたのだろうか

今を精一杯に生きる娘や小さなこども達

若い人達、大切な人々、そして自分 その今、 未来について

一体どうしたら一番良いのだろうかと思う日がそれまでの比では無く増え

今一度 自分や娘のルーツの地にちゃんと行っておきたい

という想いが日増しに強くなりました。




そして小さな頃と同じく、今回の福岡への旅も「人」との出会いが優しく印象に残る旅に。













小さな頃の福岡での特に印象的な記憶といえば「人」に加えてもうひとつ。





それはおばあちゃんの家のすぐそばのお宮の

ものすごい沢山の鳩のこと。







    しゃけの時々日記







       しゃけの時々日記


父の母・・・優しいおばあちゃん、そして若かりし頃の母のそばで
足元にぞろぞろと寄って来る鳩にビクビク、ひきつっているのが幼少の頃の私。




一斉に自分を見つめる大量の鳩のあまりの恐ろしさから、

そーっとそーっと遠ざかろうと おぶってくれー おぶってくれー

と母の背中におぶって貰い「逃げられた・・・」と思った矢先

鳩達がババっと飛び立ち群がってきて!

「 ひいいいいーーー 」  




そう、鳩には翼が備わっており

本来飛べる存在なんだとそのとき しか と知ったのでした。






記憶   人生   そして旅  


どれも密接に絡んだ似たもの同士な気がしますが

短期間の旅っていうのは色々な思い、浸りきってしまっている日頃というものを

少し別の側面から新鮮に眺めることができるので

時々してみるのはほんといいことだなと。










旅   



またしようと思っています。