保育園のお友達① は←こちら^^

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今年もまた、金木犀の甘い香が漂う季節が巡ってきました。


日中よりも 夕方を過ぎ、あたりが暗くなり始める頃、 

よりその香が増していくように感じるのは、いったい何故なのかなあ・・・ 

などと考えながら娘のお迎えに保育園に行きます。


園につくといつものように 園庭で子供達が遊んでいます。

娘が通う保育園の園庭は 大きくはないけれどちいさすぎもしない、

日当たりが良い、素敵な園庭です。

植物や虫も割といろいろ居るので、子供達はそれらに親しめている様子です。


私をみると、娘のクラスメイトのYちゃんが 

何かを手にササーっと近寄ってきました。

「これ さっき摘んだの。○○ちゃんのママに一個あげるね♪」

と 植物を手渡してくれます。

それは 私もちいさい頃、よくおままごとに使った植物です。



私 「なつかしいー。そうそう 秋になるといっぱい咲くんだよね これ。。。」


Yちゃん「うん ! これはこれからもっと色が濃くなって、紫の汁がいっぱい出て、色水遊びができるんだよ!」


私「そうそう^^そうだよね^^!!! えーと・・・これ なんていう名前だったかなあ・・・。

  なんか ちょっと変わったネーミングだったんだよ。 

  ○○に全然みえないのに ○○っていう言い方する、みたいな・・・。」


植物の名前は割と知っているほうなのですが

 これはどうにも思い出せません。


Yちゃんも いつも色んな植物や野菜によく親しんでいて、詳しい子なのですが

 この植物の名前は知らないようです。


私「えーと 山・・・山○○ 山人参・・・ちがう。。。」


Yちゃん「葡萄かなあ?」


私「確かに見た目は葡萄・・・っぽいんだけど、 そうじゃなかったはず。 

  意外な名前なんだよ。えーーーと 、うーん・・・」


Yちゃん「私もお母さんに聞いてみる!」


私「私も何かで調べてくるね」


Yちゃん「わかったら教えてー!」


次の日。


朝、娘を送ってきた私をみつけるやいなや ササっと寄って来るYちゃん。


Yちゃん「名前、調べてきてくれた?!」

 

おおー

約束しっかり覚えているんだねえ・・・と感心する私。調べてきて良かったあ^^


私「ふふ 、 調べてきたよ^^  ”ヤマゴボウ” だった!」


Yちゃん「ごぼう?!!!!」


私「そうなんだよ^^ ごぼうじゃないのに ゴボウって付くなんてね。

  私も小さいとき ほんと不思議だったよ。」(というか 今も不思議ですが)


こんな話をしているときの私とYちゃんの関係は、

娘のクラスメイトとか ○○ちゃんのママとかは全く関係が無く、

単に”ヤマゴボウに興味を持つ者同士” となっていて、

なんとも楽しいものだなあと、しみじみ思うのです。


そして こういうちいさい友人が居る保育園に行くのが

ますます楽しくなるのです。


                                       つづく