ディストピアまっしぐら

 

ガリヴァー旅行記第二篇のブロブディンナグ国渡航記に、次のような文章がある。

 

立法者になるために最もふさわしい資格は、無知と怠惰と悖徳だということをはっきり証明したし、さらに、法律を解説し解釈し適用する最適格者は、法律を勝手に歪めたり混乱させたり曖昧にしたりすることに興味を持ち、またそういう能力を発揮できる人間だということをも、証明した。確かにお前の国には、最初の意図こそ見事だったといえる制度が、多少その面影を保って残ってはいるが、様々な腐敗作用にあって半ばは消失し、他の残りも殆どぼやけたり消えたりしてしまっているようだ。お前の話から判断すると、何らかの地位に着くのに、必ずしもその道の達人でなくてもよさそうに思える。(p.180)

 

法律を蔑ろにする人間が、立法者(貴族)であったことをスウィフトは批判した。

 

・・・・が、現在のニホンはコレより何倍も酷く腐敗している!

 

 

秋嶋亮の「ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ」では、スウィフトよりも超辛口に批判している。

 

 

 

 

・国会議員が作る法律は2割もない(内閣立法がほとんどで、国会は形式的な承認機関)

・法律は資本家によって作られる(公務員&資本家の共同制作。委任立法制)

・資本家の指示通り法律を作れば、金がもらえる(経団連の政党評価表)

・政治家は法律作成ロボットである(国民の心配をしていると落第)

 

 

 

 

 

・官庁が在日米軍と協議し、政務調査会、事務次官、、というプロセスに民意は入る隙はない

・法律は商品である(経団連の提案した法律を通過させると、政治献金がもらえる。国会は政策市場)

 

 

 

 

 

・政権などあってもなくても一緒(総理大臣に権限はねえ。重要法案は日米合同委員会で決定される by鳩山)

・政権が代われば政治が変わるという妄想(疑似政権交代。れいわ・参政党の支持者も、根本的には政治システムを分かっていない。外資という司令塔は不動。)

・法律を拡大解釈すれば、国民を弾圧できる(治安維持法然り)

・国会の立法機能は外資に侵食された

 

 

 

岸田政権は傀儡であって、操り主は経団連・日銀

 

 

 

民主党政権だった鳩山由紀夫の方が、自民党の歴代クズ総理より何倍もマシ