アマプラが独占状態

 

NETFLIXを試してみました・・・が、予想したよりラインナップが少なくて残念!

ただ、月1000~1500円で、最新作が見放題となると、ダラダラと見続けて中毒になりそう

なので、とりあえず1ヶ月で止めた

 

マニアック・主流作品問わず、Amazon primeに吸収されちゃってますね。

案外、TSUTAYAのレンタルDVDの方がラインナップ豊富かも。

 

 

面白かったアニメ

1.リコリス・リコイル

 

これは、「魔法少女まどか☆マギカ」と「PSYCHOPASS」の世界観を融合した作品ですね。

まず、作品名がまどマギっぽいし、OPもClariS。

ヒロインの声もまどかそっくり。

内容も、どこかなんとなく現代の闇を感じさせる点でサイコパスと似てる。

(政府によるマスコミの情報操作や、テロ対策名目の監視の正当化など)

悪役の真島も、サイコパスの槙島。

 

 

2.ジョジョの奇妙な冒険(シーズン1)

 

意外と面白かった。

ディオがガチの悪役すぎて、笑えてくる

いわゆる、「自分の側に正義があると思っている悪人」ではなく、「悪のための悪をしてる悪人」。

 

 

3.この素晴らしい世界に祝福を(シーズン1)

 

これも、(ラノベ原作だったので全然期待してなかったけど)意外とよかった

同じ異世界転生系の「Re:ゼロ」とはまったく方向性が違うけど、これはこれでありですね。

いかにも若者に受けそうなギャグが多い

 

 

4.ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 

感動作だと聞いていたせいか、変に期待してしまっていた。内容はまあ、、、

ただ、相変わらず京アニのアニメーション技術は素晴らしい!

 

(私は、「あの花」や「聲の形」などのお涙頂戴系には一切感動しないタイプなので。どのシーンで泣かせようとしているかの意図が見え見えなのはちょっと、、、)

 

 

5.進撃の巨人(シーズン1)

 

日田のダムが聖地だと知って、観てみた。

私が高校生の頃けっこう流行っていて、横目で「こいつらミーハーだな」と内心嘲っていたが、

 

「真の脅威は、巨人ではなく人類である。人類を脅かす存在が生まれたら、人類は一丸となって対策を立てるだろうというのはとてつもなく楽観的な絵空事であり、現実はその脅威から自分だけは逃れようとする連中の間で争いが絶えない」

 

などの名言が出てきたり、その他、いろいろ考えさせられるシーンが多かった。

 

6.REVENGER

 

 

ファンである虚淵玄が脚本書いてるなら、観るしかない!

感想としては、ニオというキャラに、なんか惹かれる。

そして、話が進むごとに黒幕が徐々に明らかになっていく構造も面白い

あと、なんというか、台詞に含蓄がある。

会話の間も絶妙。

 

 

面白かった映画

 

1.ゴジラ

 

これも、反原水爆のメッセージが込められている。

研究結果をメディアで公表するか、国会で揉めているのも、よくありそうな光景。

オキシジェン・デストロイヤーを開発した研究者が、闇の組織に技術を悪用されないように、データを燃やして自殺するのも、ありそうな話(現実は、自殺ではなく暗殺のパターンですが)

 

 

2.三島由紀夫vs東大全共闘

 

 

1章

権力者の目に不安を与えたい(モーリャック)、論理より秩序ばかりを重んじる体制への不満、非合法の暴力の肯定(決闘の思想)、知識人嫌い(反知性主義)、他者を人格として認識するところに暴力・敵対関係が生まれる(非エロティシズム)

 

2章

芥対三島では、芥はコトバと現実を切り離し、空間・時間にも縛られず(生産過程の無視と目的論の排除)、自律した空間(解放区)における瞬間の芸術(文明を排除した原初形態?)をすべてとする革命思想だが、三島はコトバと現実は切っても切り離せず、時空間と持続性があるから文化が成立するという保守思想。

 

たしかに、時代とともに社会も人間も芸術も劣化していくが、一歩一歩堕落への道を歩くのが人間の宿命であり、その現実を認めた上で、それに抵抗し、可能な限り文化を持続させようとするのが保守思想。

 

3章

三島にとっての天皇は、日本人の無意識にはたらきかける何かであり、伝統文化の象徴、現実批判の象徴。

 

にしても、内田樹が指摘した通り、三島は全共闘の矛盾を突いたり、追い詰めようとはしていない姿勢は誠実。

芥に対しても、「自由人として尊敬している」と言った。

 

そして、本質的には三島と全共闘は、単なる右翼対左翼ではなく、反米愛国の思想で共通している

三島も、全共闘の源流は安保闘争であると直感している。(というか、内田樹の指摘は鋭い)

腐敗した政権・国家に不満を持ってる点で両者は共通していた

 

三島はユーモアがある。自身が動物園のゴリラと揶揄されても、その鑑賞料金を盾の会の資金にしたいとか、立派なゴリラになりたいとか、返しが上手い。

芥との対決では、タバコを飲んで動揺を隠しているんだと言ってみたり。

 

まさに、ドイツにおけるゲーテのような存在だったといっても過言ではないでしょう。