岩井古墳群は、鏑川北岸、高崎市吉井町岩井地区を中心に分布する古墳群です。古墳群の中には複数のグループがあり、

①専門学校南側に密集する 東北群(仮称)

②工場Aの北側及び西側に散見 東南群(仮称)

③工場Bの南側に密集 西群(仮称)

として、紹介しようと思います。


②東南群(仮称)


神明塚古墳(入野村17号墳)

直径10mほどの円墳です。良好な墳丘が残ります。墳頂には何やら集石というか石積みというか、何かがありますが、これ以上は近づけませんでした。

すぐ西には梅塚(入野村16号墳)があったみたいですが、こちらは消滅しています。


裏山古墳(入野村13号墳)

直径20mの円墳ですが、墳丘の大部分を削平され、墳頂も1mほどの高さしかありません。当時の地形が残っているのは西側のみのようです…


無名古墳?
群馬県古墳総覧によると半壊状態というN78古墳を見に行きましたが、マークがある位置には何もなく…
残念な気持ちの中、ふと周りを見ると、古墳のようなこんもりが⁉︎
反対側から近づくと…

住宅によって削られた断面に石室が露出していました‼︎天井石はありませんでしたが、側壁は加工がなされた自然石の石積みのようです。


岩井古墳群東南群 まとめ

東南群には、10基の古墳が分布しますが、現状では3基しか残っていません。その全てが20m以内の円墳で、東北群よりも若干小規模な群集墳です。