考えさせられる作品。 | Neenaのひとりごと

考えさせられる作品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは★

昨日は録ってた「乱反射」を見ました。

 

こちら、妻夫木聡さんと井上真央さんのスペシャルドラマ。

 

以下、ネタバレ注意

 

しょっぱな、妻夫木さんと井上さんの子供が、強風によって街路樹が倒れて

下敷きになり亡くなります。

 

ここからどう展開していくんだろう?

犯人がいない、自然災害なのに・・・・・と思っていたら、

これがえらいことに。

 

まず、毎日犬の散歩をさせている人が、いつも同じ街路樹の木の根元にフンをさせるのですが、

処理を全くしたことがなく、それを見て知ってる近くの店の店主が

市に電話でどうにかしてくれと通報。

市の職員は、いつものように処理しに行きますが、そこで小学生にからかわれて

日々のストレスが爆発して、やってられない!と放置したまま帰ってしまいます。

その問題の通りの街路樹はちょうど5年ごとの木の調査の年を迎えていて、

市が委託している業者によって、腐っていないか、何か病気になっていないか、

調査をされていました。

ところが、その業者の二人のうちの一人が極度の潔癖症で、

匂いはダメ、手袋をしていても何か物を触ったらアルコール消毒を

せずにいられない状態。

問題の木の調査にあたったのが、その潔癖症の調査員。

調査しようとしたら、根元にたくさんの犬のフンを発見、

パニックになり調査しないまま逃げるように帰ってしまいます。

 

井上真央さんはベビーカーに子供を乗せて、

義父を見舞った帰りにタクシーが見当たらずに歩いて帰ることに。

ちょうど問題の木のそばを通りかかった時に強風で木が根こそぎ倒れ、

子供が下敷きに。。。

 

救急車で運ばれ、義父の入院してる病院にかけつけますが、

深夜の救急外来は風邪の患者で混雑していて、その対応をしている内科医しかいません。

忙しくてイライラしている内科医は、他の病院に回せと言います。

緊急を要すると看護師が告げても、

下手に受け入れて責任を負いたくない、と却下。

 

父親役の妻夫木さんは新聞記者で、

この事実を知り、それぞれを非難しますが、市の職員も医者も

自分に罪はない!と言い張り、

調査員は自分の病気のせいだと謝り、怒りの矛先をどこに向ければいいのか分かりません。

結果、もう犯人捜しは止めることに。

そして妻と二人で頑張ってやっていこうと決めます。

 

 

とりあえず、誰もが知らずにまあいいか、とやっていることが、

積もり積もってこんな事故になるという怖さに茫然としました。

これくらいはいいかな。って事で、多大なストレスを感じてる人が

いたりするかもしれない。

一人くらいはいいだろう、って考えをあらためないと、って思いました。

自分の事でいっぱいいっぱいだけど、

それでもその向こう側にいる人の事を考えるようにしなきゃいけないなと。

強く訴えたいことがあってこの作品を制作されたんだなと、

制作者の想いがすごく伝わってきました。

 

事故の原因を作った側は、自分に非はないと言い張りますが、

被害者側の家族たちは、自分があの時こうしてなかったら、、、

と自分に責任があると感じます。

タクシーを使ってたら、お見舞いに行かなかったら、

引きとめてなかったら、病気になってなかったら、

どんどん遡って自分を責めます。

 

最後、夫婦で思い出の海辺の公園にピクニックに行くのですが、

そこに行くときは家庭ごみを公園設置の公共のごみ箱に捨てる事にしていて、

妻夫木さんが誰も見てないか周囲を伺いつつ捨てるのですが、

そこで、ふ・・・と止まるんです。

 

私の勝手な予想ですが、

あれ?あの事故でいろんな人責めたけど、自分のこの行為も同じなのでは?

とうっすら気づいたのではないかなと。。。。

 

最後分からなかったのが、

病院で受診してる患者さんが、

医者に背中を向けてみてもらってる時に

にっこり笑顔を作るんです。

あれはどういう意味?

そこだけもやっとしてますsei

 

 

文章下手くそで分かりにくくてすみません;;

 

とにかく、結構衝撃をうけた作品でした★

 

 

 

俳優さん、それぞれ役にはまってたな、とも感じましたi