今日もまた 笑えたことの 有り難さ
些細な悩みは 風と消えゆき
手を合わせ 小さな幸に 感謝して
移ろう日々を 静かに歩まん
一日が無事に暮れたことは,何よりも有り難いことだと,最近しみじみと感じるようになり,
かつては,胸の奥に小さな棘のように引っかかっていた妙な悩みも,いつの間にか薄れてゆき,今では日々の暮らしの中に,静かに寄り添う,小さな幸せに気付けるようになっているのです。
また,朝の光や,夕暮れの風,ふと耳にする鳥の声,そんな些細な移ろいが,心をやわらかく包み込み,穏やかな日々が続いていくことの尊さを教えてくれているようでもあって,
今からも,この移ろいゆく日々を静かに,丁寧に歩んでゆきたく,
何か特別なことがなくても,今日という日を過ごせたことへの感謝を胸に,そっと息を整えながら,自分の歩幅で,日々を生きていきたいと思ったのです。
そんな,気持ちを込めた,二首となりました。