嫁や子を 思いやりつつ 腹立てず

   笑顔で暮らす 日々こそ尊し

 

 日々の暮らしの中においては,仕事の重圧や人間関係の摩擦など,心を乱される出来事は少なくないようであり,

 

 家の中でも些細なことから意見が食い違い,思わず言葉を荒げてしまいそうになる時もあります。

 

 しかし,そうした場面で相手を責め立てたり,自分の正しさを貫こうとすれば,心の平穏は遠ざかってしまうような気がするので,

 

 そんな時には,互いの違いを受けとめて,寛容な気持ちで,笑顔を絶やさずに過ごす日々こそ,何よりも大切ではないかと,思われたのです。

 

 ところで,農作業の途中に,政治家が「国民のために汗をかいて働く」との言葉について考えていたのですが,

 

 この汗とは,政策を立て,法案を通すために奔走し,関係各所と調整・交渉して,難題に粘り強く取り組んだり,票を失うような痛みを伴う改革をも引き受けて,権力闘争や批判をも恐れずに信念を貫く姿のようであるところ,

 

 多くの国民は「政治家の汗は見えない」と感じているかも知れず「本当に汗をかいているのか」という不信感を抱いているのかも知れません。

 

 しかしながら,政治家が本当に「汗をかく」と言うなら,それは 「本人の損得を超えて,国民の幸せのために行動する」という意味になるので,言葉だけでなく,その「汗」が見える政治家が増えることを,多くの人が望んでいるのだと思われたのです。

 

 さて,国会では女性総理が誕生し,今後は国会議員の定数削減や,ガソリンの暫定税率の廃止,さらには食料品を2年間に限って消費税の対象から外すといった政策が実現すれば,これまでに成し得なかった大きな改革となるので,その実行力と手腕に,大きな期待が寄せられているのでしょう。