何事も 言わぬが花と 心得て
こころ静かに 日々を歩むや
「言わぬが花」とは,語らぬことにこそ美しさや深みが宿るという,日本独特の間や余白の文化であると思われ,
それを実践して,こころ静かに日々を送るというのは,単なる沈黙ではなく,自己を律し,周囲との調和を重んじる姿勢ではなかろうかと考えていたのです。
しかしながら「言わぬが花」を貫くには,孤独や誤解と向き合う覚悟も必要であり,この生き方は,ただ控えめなだけではなく,内に深い成熟を秘めたもののようでもあると, 思い巡らせておりました。
何やら,大袈裟に書いてしまいましたが,家庭内でも,話が嚙み合わないことは多くあり,それならばと,余計なことは口にしないように,心掛けているのです。