ひとつでは 測れぬことの 多かれど

   角度を変えて 真意を見極め

 

 物事の真意を見極めるためには,一方向からの見方では不十分であることが多く,多方向から角度を変えて見ることが,重要であると考えられ,

 

 例えるならば,彫刻作品を一面からだけ見て,評価しようとするのと似ており,

 

 正面から見れば優美でも,側面や背面から見れば,異なる印象を与えることもあるらしく,

 

 真意や本質は,視点とか時間や状況を変えて,観察したり比較しながら考察することで,より鮮明に見えてくると思われたのです。

 

 他にも,誰かの言動を理解する際には,ただその言葉だけを聞くのではなく,

「なぜそう言ったのか」「どんな状況だったのか」「普段の行動や価値観はどうか」など,

 いくつかの側面から観察して,その真意に近づくことが出来るのではなかろうかとも考えておりました。

 

 何やら,とりとめのない一文になりましたが,多方向からの視点を持つことは,洞察力と寛容さを深めるために,大切な姿勢なのでしょう。