人生は 何があろうと 生きるのみ
それを忘れず 日々を歩むや
若者の自殺者が増加しているというのは,非常に深刻な社会問題であり,心が痛むのですが,
インターネットからの情報によれば,統計的にも,日本では10代・20代の死因の第一位が「自殺」であることが長年続いておるところ,
現代の若者は,SNSを通じた人間関係のストレス,学業・就職におけるプレッシャー,経済的な不安など,多くの課題を抱えており,
他にも,日本社会は「失敗を許しにくい文化」があるので,一度つまずくと立ち直りが難しいと感じる若者が多いのではないでしょうか。
また,昔と比べれば家族や地域社会とのつながりが薄れ,悩みを抱え込んでしまう若者が増えているように感じられ,
自殺を考えてしまう若者の多くは,「自分の存在価値がない」「誰にも理解されない」と思い込んでいる場合は多いと思われるのですが,
どんな状況でも,必ず支えになってくれる人は居り,なお人生は思いがけず好転することもあるので,社会全体として,若者が「助けを求めてもいい」と思えるような空気を作ることが大切なのでしょう。
その為には,若者が気軽に悩みを話せる環境を整えることが重要であり,身近な人が「大したことない」と決めつけず,真剣に耳を傾けるだけでも,救いになることがあるので,
「こうでなければならない」という固定観念を少し緩め,色々な生き方を肯定する社会にしていくことが,大切であると思われるのです。
長くなりましたが,自分一人だけで解決できない時には,いのちの電話・よりそいホットラインとかに電話して,自身が苦しんでいることについて話を聞いてもらうとか,
内容によっては,適切な支援機関や相談窓口の紹介を受けることが出来るので,
死のうと思うほどのエネルギーがあるなら,それを生きるために使うべく,先ずは電話して相談員の話を聞いて「苦しみの中にいるときは,未来が見えず,出口がないように思っていても,時間が経つと,状況が変わる」こともあるのを知って欲しいのです。
辛くとも 何があっても 生きるべし
命は一つ 人生一度
長い人生には,さまざまな出来事が巡ってくるので,つらい気持ちを抱えているのなら,一人で悩まず,誰かに相談して下さい。
あの時に,死ななくて良かったと思う日が,必ず訪れますよ。